地方労組発
石川地方労組ニュース
全国一般 一丸となって春闘をたたかいぬこう!
夏季一時金闘争の準備を進めよう!
春闘は、5月24日現在、未解決職場は8支部分会となっている。自動車学校部会では、とりわけ金沢地区4分会(城東、東部、北鉄、北陸中部)において、総体としては会社経費の増大、先行き見通しの悪さなどを理由に経営者側は解決に踏み込んでこない。 全国一般石川執行部と自校部会は、5月24日に4社に対して早期解決を申し入れた。自校部会としての統一的な闘いを堅持し、団結を固めたたかっている。 今春闘は全体としては昨年を超える賃上げを獲得している。特に今年は物価高騰に直面し、生活がひっ迫している。一定の賃上げがあったとしても物価上昇で消えかねない。しっかりとした賃上げが必要である。 同時に「コロナ禍」による業績不振に直面させられている職場もある。厳しい経営側の姿勢に対して、粘り強く奮闘しながらたたかいを進めている。
夏季一時金をたたかおう
現在、6月の夏季一時金闘争に向けて、各職場で準備を進めている。物価高騰による経費増大やなお続く「コロナ禍」による経済低迷を条件にして、経営側の厳しい回答が予想される。 生活を守るためにも、そして春闘で十分な結果をえられた分を取り戻すためにも、夏季一時金闘争に全力で取り組もう。一時金の根幹は業績・成果の配分ではない。生活給であり、賃金の後払いにほかならない。要求貫徹、早期解決をめざしてともにがんばろう。
岸田政権による憲法改悪阻止! 軍事大国化反対!
5月23日、東京で日米首脳会談が行われた。この場において、米・バイデン大統領と岸田首相は、日米同盟の強化(日米の軍事一体化)を再確認した。そして岸田首相は軍事費の大幅増を約束した。 ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵略は絶対に許されない。そして中国・習近平政権による軍事的伸長も認められないことは言うまでもない。しかしこれらを渡りに船にして、憲法改悪や軍事大国化を進めることが許されるものではない。 私たちは、世界各地で戦争反対をたたかう労働者市民との国際連帯を強め、プーチンの戦争に反対し、岸田政権による「戦争のできる国づくり」反対の声をつくりだそう。権力者の利害に基づく「平和」ではなく、働く者にとっての平和を実現するために奮闘しよう。
7月参院選勝利!
そうしたたたかいのひとつとして、来る参議院議員選挙での推薦候補の必勝めざしてがんばろう。憲法改悪を止めるために、そして労働組合の団結力を示すために全力で戦おう!
復帰50年・講和70年 5・15沖縄平和行進に参加して
今年は沖縄の「本土復帰」(1972年5月15日)から50年、サンフランシスコ講和条約・日米安全保障条約の発効(1952年4月28日)から70年の節目だ。 半世紀たった今も沖縄は「基地の島」であり続け、むしろ台湾有事を想定し軍事強化される現実。しかも、ロシアのウクライナ侵略に便乗した改憲勢力が活性化…。 こうした状況下、この2年間は全国結集できなかった平和行進だが、「どうしても今年は!」との現地の熱意を受けとめ、5月13~15日、全国約千人の労組や平和センターの仲間が結集した。 デモ行進は、普天間基地~嘉手納基地の約9㎞。沖縄は梅雨入りし3日間とも雨で、私はビニール傘の内側に「基地撤去!改憲NO!」のスローガンを貼りプラカードを兼ねた。出発地の宜野湾市庁舎前広場には各々の旗が林立し、市庁舎にも「政府は日米地位協定を抜本的に見直せ!」の巨大横断幕が。 行進中、延々と続く米軍基地のフェンス一枚を挟んで民家や商店が軒を連ねる。自宅の隣が米軍基地…想像だけでもゾッとする。米軍の事件・事故が減るはずがない。しかも米軍の高級住宅、広大な芝生、巨大なショッピングセンターなど(全て日本の税金)、地元住民の生活水準との格差が腹立たしかった。途中、基地返還跡地にイオンが誘致され経済が活性化した地域(ライカム地区)も歩いた。とかく沖縄は基地に経済を依存しているイメージだが、むしろ逆で、基地は阻害要因だろう。 道中、住民が沿道でニコニコ手を振るなど、行進に共感を示してくれるのが嬉しいが、本来は半世紀のうちに解決されていなければならないはず。平和運動の弱さを思うと、チクリと胸が痛んだ。 ようやく八重島公園に到着。元沖縄平和センター議長・山城さんが、来年こそフルで開催するぞと意気込み、団結頑張ろうで締めた。私も、全国の仲間との連帯を感じつつ、ぜひそうしたいと思った。 3日間をとおして私が強く感じたのは、基地の島・沖縄が問いかける平和憲法と日米安保の矛盾だ。50年前、平和憲法を希求した沖縄は核密約で裏切られ、今や平和憲法そのものが「核共有」「敵基地攻撃(反撃)能力の保有」の〝進軍ラッパ〟のなか風前の灯火だ。子や孫の世代に「あのとき何をしていた」と言われぬよう私たちは行動しなければならないと思う。 来年はコロナが少しでも収束し、1人でも多くの仲間が参加できることを願う。(A.O)