アベノミクスに懐疑的な見解を示していたはずの石破首相。
政権初となる2025年度予算編成は、与野党協議が大幅にずれ込み、蓋を開ければ一般会計総額は115兆円超と過去最大、財政構造への切り込みも、公債依存体質からの脱却も示せぬ予算となった。
石破首相がこだわる地方創生や最低賃金の引き上げに加え、突如として浮上した「年収の壁」問題と社会保障制度をめぐる改革は、私たちの暮らしや雇用、地方経済をどう変えていくのだろうか。
来る通常国会の争点となるテーマを睨みつつ、国・自治体の新年度予算を概観する。