【自主レポート】 |
第33回愛知自治研集会 第1分科会 自治体の「かたち」を変える |
2歳未満の乳幼児や、保護者がなかったり児童虐待その他環境上養護が必要な2歳以上就学前の児童を養育している名古屋市若葉寮では、離乳食への配慮や調理への児童参加体験などの食育推進、行事食の企画・提案、アレルギー食の工夫、創意を凝らしたお弁当作り、災害時の献立作成、立案など、現場の職員からの取り組みを進めている。 |
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1. 若葉寮調理員の業務内容 ① 調理業務 2. 現場が考える食育 2007年11月に名古屋市が食育推進計画(案)を出したのをきっかけに、現場から食育を提案する。2009年度保育指針の中にも食育の推進が盛り込まれ食育の環境、一人ひとりの食への対応、離乳食など、配慮を考える。 (1) 離乳食について (2) 児童参加体験
④ みんなでシュークリームを作ろう! 3. 現場から提案・企画する行事食 施設の子どもたちにとって若葉寮は生活の場であり、家である。ここで暮らす子どもたちにもお正月もあるし、クリスマスだってある。少しでも家庭に近いイベントを現場から提案・企画する。
② 10月ハロウィン 大きな(直径30センチ)クッキーを 焼いてみんなのおやつに。 ③ 11月秋祭り 毎年趣向を変えて五平餅、焼きそば、お好み焼き、タコス、から揚げ、フライドポテト、ポトフなど。 昨年はお店屋さんごっこを児童に体験してもらう。(アイス家さん・ワカバナルド) ④ 12月クリスマスパーティー 前年度と違うものをコンセプトに。 巨大シリーズ(でっかいオムライス・ながーい春巻き・山のようなケーキ)など。 中華シリーズ(中華風三色団子・シュウマイの皮を使ったオードブル・杏仁豆腐)など。 ⑤ 1月お正月 元旦から3日まで毎日内容の違うおせち料理。 ⑥ 2月節分 子どもの幼稚園弁当に鬼弁当・夕食は恵方巻き。 ⑦ 3月ひな祭り 子どもの幼稚園弁当におひな様弁当 ⑧ 3月卒園生を祝う会(お別れ会) 小学生未満の施設のため、その年齢に達すると 家庭への引き取りか施設を変更する。 毎年ホームパーティー形式で行うが、今年度は学校支部組合員で寿司職人の経験を持つ友人にお願いし、お寿司屋さんを施設内で開店。 4. アレルギー食 2006年にアレルギー児童の入所をきっかけに開始。
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5. お弁当
7・8・9月を除く毎週木曜日の8時までに作る。 2008年度は14人分、09年度は8人分で、3月期にはほぼ毎日作っている。 アレルギー児の弁当を毎日幼稚園の献立にあわせ、8時までに作る。 ② 施設の外出にあわせ、行楽弁当 2009年度1回の弁当(10人~20人)を15回程度 ③ 東山動植物園・お弁当コンテストへの出品 自治労名古屋マスコットキャラクターの「コッチコアラ」をイメージして作ったお弁当を出品。
① 災害時の献立作成、立案。(ライフラインあり、なし)
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