【自主レポート】

第32回北海道自治研集会
第Ⅰ-③分科会 雇用の質と公共・行政・労組の役割とは

「橋本知事により、2005年から進められてきたアウトソーシングについて」報告

高知県本部/高知県職員労働組合 岡松 廣人

1. 橋本知事の4期目選挙公約によるアウトソーシングの推進

(1) 2005年10月に示された基本方針
 2005年10月の庁議のなかで、橋本大二郎知事の選挙公約に沿って、2008年4月までにアウトソーシング(外部委託)する知事部局の業務を30%と設定し、各部局長は外部委託の実施計画を策定することとなり、庁内での業務の見直しと人員削減の議論が一層加速することとなりました。

(2) アウトソーシング推進の財政的背景と庁内・検討委員会での議論
 三位一体改革による地方交付税などの大幅な削減で、県は2004年度当初に236億円の一般財源不足に陥っていました。2005年当時に残されていた財政調整のための基金は減債基金81億円のみであり、その後の地方財政制度の見直し方次第では、「財政再建団体への転落もあり得る深刻な状況で、県民サービス低下への懸念が募る」と県財政課は分析していました。「業務の選択と集中でこれまで以上の効率化を図らないと、2005年度の予算が組めなくなるのではないか」との見方が庁内に広がっていました。
 そうした状況のなかで、「県アウトソーシング検討委員会(委員長=比嘉邦彦・東京工業大教授)」と3年の期限で総務部内に「業務改革推進室」が設置され、アウトソーシングを推し進めることとなりました。アウトソーシングの検討のなかで、「県が本来担うべき役割や業務は何か」という視点が重要とされ、「厳しい財政状況の中で現状の県民サービスを維持しつつ地域を再生するには、従来行政が担ってきたサービスについても民間との役割分担が不可欠だ」と結論づけられました。今回のアウトソーシングでは「出せるもの・出した方がいいものはすべて外に出すことを検討し、県は核となる業務に人と資源(財源)を集中させる」、いわば高知県版の「小さな政府」を業務改革という側面から推進する考えで、従来のワークシェアリング的な事業委託とは質、量とも異なるとされていました。


アウトソーシングの基本方針(4つの目的)
 ○県民サービスの質の向上
 ○民間との協働による人材育成、雇用創出
 ○県民の参画、地域の活性化
 ○県庁の自発的なスリム化

2. 外部委託と人員削減はどのように進んだのか

 上記1を受け各部局で人員削減27%(アウトソーシング30%実施すれば、うち1割の3%は管理監督業務として、県業務として残ると試算)が命題化され、外部委託実施計画を策定し、順次アウトソーシングが行われてきました。

(1) アウトソーシングが行われてきた主なものは以下のとおり
 ・旅費事務センター導入 ・研修・講演会等 ・職員住宅の管理 ・健康診断事務
 ・議事録のテープ起こし ・ホームページの作成、管理 ・調査・集計・データ入力作業
 ・会議の運営 ・式典・イベント等の企画・運営、実施
 ・技能職の全廃(施設調理、栽培業務、守衛業務、電話交換、庁舎管理)
 ・福祉施設の民間移管 など

(2) 非正規(非常勤)職員業務の削減も推進
 非常勤職員についても、当初1/3(100人以上)を削減すると計画されていましたが、アウトソーシングと業務整理がすすむなかで計画を上回る数の165人が削減されることとなりました。これは、非常勤職員の業務が専門的ではあるものの、補助的な業務も多く、他の職員に振替が行いやすかったことと、非常勤職員の削減数も正職員と同様にカウントされたため、削減目標達成のために、優先的に非常勤職員の業務見直しがすすめられたためです。
 一方で、非常勤職員の業務見直しは、正職員とは異なり、即その非常勤職員の雇用問題に直結するため、多くの非常勤職員の雇用打ち切り問題へと発展しました。ここでも、民間の雇用と同じように一番弱い非正規雇用労働者へのしわ寄せとなっています。

3. 外部委託によって県民サービスの質の向上は実現されたのか

(1) 低下した県民サービスの事例
① 福祉施設調理職場の問題点
  児童福祉施設等の調理業務が2006年4月に民間の調理業者にアウトソーシングされ、様々な問題点が指摘されました。
 ア 直営から業者へ委託され、質が大きく低下した。1食単価 直営時:400円程→民間移管:262円。
   競争入札でたたき合いになり、人件費と材料費を抑制するしかない業者の都合。
 イ 利用児童から「冷凍食品ばかりだ」との苦情がでる。まちがいなく生野菜は圧倒的に減っている。
 ウ 全体的に質素になったのは確か。ご飯の量、正月やクリスマス時の食事も彩りが減った。季節感がなくなっている。生鮮食品、刺身は4月以降1度しかなかったのではないか。
 エ 特に従来からの食事を知っている利用者からは、量が減ったことや食材の低下を指摘され、そのことが一番辛い。
② 社会福祉施設の民間移管により発生した問題点


県議会 文化厚生委員会 2008年3月11日議事録

 

(A委員) N施設の民間移管について、「えい(良い)内容ではなかった」という声が結構入ってくる。以前のサービスが、「心の伝わるサービスだった」と言われている。「気持ちと気持ちが伝わるサービスが少なくなった」との声があった。移管後のチェックについては留意を。
(B委員) 私のところにも二人から話があり、一人はすでに退所している。
養護学校で培った自立のための訓練が、N施設では継続されない。「自立につながらない」と再三要望したが、真剣に取り上げられず改善されなかった。「このままでは子どもが駄目になる」と退所したようだ。
 「自立のための訓練が継続されない。元にもどる(いままでの訓練が無駄になる)。」と言われることを園側は重く受けとめていない。そのようなノウハウを持っていないのか、十分ケアができていないことは事実。教えられてきた、自分の物をもとにもどす等の日常生活のなかで当たり前にやらなければならないことの習慣が、指導がされず放置されている。運営する側がきちんとやらないといけないこと。
 コミュニケーションの問題ではない。新しいとか、若いとかも関係ない。きちんとした指導方針が決まっていないのではないか。教えるという初歩的なことすらできていないことが問題。

2007年11月21日高知新聞

 

 橋本大二郎知事らが障害のある子どもを持つ親らの思いを聞く意見交換会が19日夜、香美市土佐山田町の中央公民館で開かれた。約60人が参加し、県内の入所施設の問題点や日常抱えている不安などについて訴えた。
 今年9月、安芸市で開かれた教育懇談会で、香美市の母親が「障害者の保護者から意見を聞く場もつくってほしい」と、橋本知事らに"直訴"したことがきっかけで開催。橋本知事と大崎博澄教育長、県教委や健康福祉部の幹部らが出席した。一組の保護者が、県内の知的障害者入所施設が民間移管されたことでサービスの質が低下したことを挙げ、「食事はこぼしたらお代わりがもらえず、おむつを代えてもらう数も減った。ほかにも疑問点が多く、何度も訴えたが改善されず、やむを得ず半年で出た。将来が不安でいっぱいだ」などと訴えた。
 これに対し、橋本知事らも施設内に問題があることを認め「民間委託したから何もしないわけではない。早急に改善されるよう話していく」などと説明した


③ 試験研究機関における問題点
  2008年4月に県の試験研究機関の多くで、圃場管理、栽培、動物(家畜、魚類)飼育、研究補助などの業務がアウトソーシングされました。
  そのなかで、県が仕様書で定めた人材を派遣会社が確保できなかったり、派遣職員の退職が相次いだりと、現場の混乱が続いています。直接的な県民サービスではないため、短期的には問題が露呈しにくいですが、やがて研究成果に悪い影響がでてくるのではないかと危惧されています。
 ア 山間部の機関に重機操作のできる職員の派遣を要請していたが、人材派遣会社が準備できず、結局、県と町で人材探しを行った。
 イ 農業経験者の派遣を要請していたが、自営農家を連れてきている。自家が繁忙になると、辞めてしまう。
 ウ 4月から13人が派遣されてきているが、すでに半数の7人が辞めてしまい、交替している。

(2) 偽装請負と直接雇用義務の問題
 ここ1年、民間企業でも製造業を中心に偽装請負が摘発される事例が増えています。
 高知県の行う外部委託についても、派遣労働者を3年を超えて使用した場合の「直接雇用の義務」を回避するため、「本来は派遣で行うべき業務」を「無理矢理、委託や請負業務」としてアウトソーシングが行われてもいます。そのため、現場での混乱や、偽装請負を疑われるような事例が生じて問題となっています。
① 請負業務と派遣の違い


・請負労働者の場合、労働基準法が適用されないため、派遣労働者と比べて顧客が作業員の身分に注意する必要はなく、生産効率の低い作業者は容易に交代させられるため、顧客は派遣契約をしたがらない傾向が強い。
・派遣期間制限に抵触する日(3年)を超えて派遣スタッフを受け入れようとする、あるいは受け入れた場合、派遣先(県)に直接雇用の申し込みが義務づけられます。

  請負と派遣の一番の違いは、「現場で働く労働者への指揮・命令を誰が行うか」ということになります。派遣では、派遣先(県)の職員が行うことができますが、請負では雇用元の請負会社が行い、現場で派遣先(県)職員が指示を出すことはできません。
② 試験研究機関で生じた問題
  県の試験研究機関では、研究補助業務等がアウトソーシングさせられています。担当部局は、「30%の数値目標もあり、研究員は減らすことができないので、技能職、非常勤職員の携わっている栽培等業務をアウトソーシングせざる得ない」としてきました。
  ただ、強引に請負契約により外注したものの、本来、研究員と技能職員、非常勤職員の業務は関連が深く、チームですすめていく業務であり、現場では混乱が生じています。
  試験研究機関での、実際のアウトソーシング方法は以下の3点に別れています。
 ア 「請負では連携がとれない」ので、派遣とする。ただし、3年継続で直接雇用の義務が生じるため、派遣職員の習熟度をあげ3年以内に「請負に移行」する。
 イ 「請負では連携がとれない」ので、派遣とする。ただし、3年継続で直接雇用の義務が生じるため、連続派遣にならないよう間に3ヶ月と1日(※)の空白期間を設ける。
  ※「停止期間が3ヶ月に満たない場合は、期間継続としてみる」ことから3ヶ月と1日の空白期間を設定したもの。違法ではないかもしれないが、脱法行為ギリギリ。行政の行為として倫理的に問題はないのか。
 ウ 当初から請負で行う
  ※請負会社の労働者に指示を行いたい時には、請負会社へFAXで指示内容を送り、電話で労働者に指示させている。

(3) 押し付けられた数値目標のなか問題が発生している
 私たちも全てのアウトソーシングを「けしからん」と否定するものではありません。しかし、知事からの、トップダウンによって、各課室での「目標数字を達成できない」という議論結果はタブーとされ、本来はアウトソーシングができない業務を無理に外注し、その結果、県民サービスの低下が生じています。県として担うべき役割や将来像を示せないまま、根拠が明確でない数値目標の達成を優先したことや、受け入れ先の民間企業が充分にない高知県で強行したことによって生じた問題点だと言えます。今回のアウトソーシングの庁内議論のなかでは、「外注できるかできないか」が議論の中心であり、「県民サービスの向上」の考察は二の次、三の次であったことは事実です。

4. 民間との共同による人材育成、雇用創出は実現されたのか

(1) 外部委託による雇用創出
 当局は、この3年間のアウトソーシングによりどれだけの雇用創出が行われたかについては、分析中ですが、一方で165人の非常勤職員の雇用打ち切りが行われています。
 また、外部委託または廃止・縮小による業務削減を約1,150人役(外部委託による業務削減量が約330人役)と述べていますが、一方の人員削減はそれほどの数にはなっていません。これは、外部委託された業務でも、本来その業務を担うべき職員が県の組織内で雇用されているためです。退職等による人員削減と並行してアウトソーシングを行わず、組織・定数の全体の姿に配慮することなく、急速にアウトソーシングを押し進めた結果、県庁の組織内に人件費と委託費のダブルコストを抱えることになっています。

(2) 問題点
① 低賃金の労働者の拡大
  アウトソーシングにより一部に民間雇用が創出されたが、その多くはパートやアルバイトによる低賃金雇用の労働者となっています。特に、アウトソーシング受託企業は、経験者である元非常勤職員の多くを雇用しましたが、従来の非常勤職員の賃金水準と比較しても大きく低下することとなっています。
  県職労は、このことは「雇用の創出とは言えず、労働条件の悪い労働者に置き換えられただけだ」と追及を行いましたが、当局は「広い意味では雇用創出と言える」との主張を繰り返しています。
  橋本知事にも「県の政策がワーキングプアを生み出すことに問題があるのではないか?」と考えを質しましたが、「最低賃金を下回らなければ問題はない。あとは、労働者と企業の間の問題」「県が賃金をしばるのは、企業努力を妨げることになる」との考えをかえることはありませんでした。


2007年3月19日 橋本知事との非常勤職員の雇用打ち切り撤回を求めた交渉

 

委員長) 再就職先の企業の賃金10万円というのは、人として生きていくうえでどうなのか。
知 事) 最低賃金のいまの水準が、県民の暮らしということで、適当な基準かどうかということには、私は疑問を感じている。より改善をされることが望ましいと思う。けれども、県として、雇用できなくなる非常勤職員の民間企業への雇用について、お願いをするなかで、その賃金労働条件にまで県が口をはさむことは私は出来ないと思っている。
委員長) 私は県庁で職がなくなる人達の行く先のことだけを言っているのではない。県が行う業務の委託、移管のなかで、サービスの低下が起こっていたり、そこにワーキングプアといわれる生活しかできない労働者が生み出されることに対して、いつまでも民民の問題として、そこを県が目を瞑り、そこから逃げるということではいけない。
知 事) 私の考えは申し上げましたので、「いけないんじゃあないですか」というご指摘は、ご指摘として承りました。
委員長) それ以上議論する余地はないということですか。
知 事) いや、もうお答えはしましたので、ええ。

 2007年12月に尾崎知事になったことと、全国でも、「ネット難民」「格差社会」「ワーキングプア」等が社会問題となるなか、当局の姿勢も変わり始めています。この1月に行われた副知事交渉のなかでは「難しい問題はあるが、従前(非常勤雇用時)の労働条件で雇用されるよう企業にお願いする」と回答がされ、また県議会答弁のなかでも知事から「不都合があれば、直営にもどすことも含めた対応をする」とされるなど、その姿勢は少しずつ変わっています。

2008年2月6日 尾崎知事との給与カット交渉

 

委員長) 非常勤職員の再就職のお世話にも汗をかいていただけることになっているが、実効行為が大切。今回の67人の雇用打ち切りがあり、副知事回答が無にならないようにしてほしい。
知 事) 現在の雇用情勢からも、たいへんな状況にあると思います。誠意を持って対応していきたいと思います。
委員長) 橋本前知事は取り合わなかったが、安定的な雇用確保からも公契約条例を取り組んでいく必要があるのではないか。県がアウトソーシングする仕事のなかで、ワーキングプアを生み出してはいけない。時給700円、月の手取りが10万円未満であったり、雇用保険、健康保険がない事業者もある。
 県から仕事は、最低これだけで雇用をさせると条件をつける。また、男女共同参画であったり、環境問題であったりでもいいのではないか。
知 事) 議会でもハッキリ話をしたが、アウトソーシングが自己目的化することに問題があると思います。一定の目標をおかないと進まないということはありますが、進めた結果、県の行政能力が著しく落ちてしまう、雇用形態にも不都合なことが起きるということがあれば不適切です。個々個別にケースバイケースに判断をしていかないといけません。
 公契約条例については、デメリットもあると思うので軽々には判断できません。

 しかし、実際は、この2008年4月にアウトソーシングされた試験研究機関で雇用された元非常勤職員の賃金水準は大きく下がることになっています。
《2008年4月 試験研究機関の民間企業に再雇用された非常勤職員の例》
   N試験場 月額:128,400円(時給換算1,003円) → 時給:730円
   S試験場 月額:141,600円(時給換算1,106円) → 時給:800円
 副知事が約束した「従前の労働条件で雇用してもらう」ということは、履行できていません。その一番の原因がこうした請負契約は随意契約で行うことができず、最低制限価格を設けることもできません。そのため、競争入札のなかで民間企業同士が叩き合いを行い落札せざるをえない(ダンピング)ためです。
《N試験場の例》
  県積算額  
時間単価:1,683円
    企業の落札額  
時間単価:912円
    労働者の賃金  
時給:730円
 このことにより、労働者の賃金水準が下がったのはもちろん、企業が指定された人材を準備できなかったり、人材が定着しない、人材育成ができない等の問題が起こっています。

5. 今後の取り組み

 3年間のアウトソーシング計画が終了したことにより、今後は大規模な外部委託は想定されていません。しかし、これまで行われたアウトソーシングによる県民サービスの低下を許さず、公共サービスに従事する労働者が安心して生活できる労働条件を確保のための点検作業に取り組みます。
① すでにアウトソーシングされた事業について、引き続き県民サービスの低下や偽装請負などの問題点がないか精査します。
② 委託先企業に雇用された労働者の賃金、労働条件の改善に取り組みを行います。
  すでに、元非常勤職員を中心に、委託先企業に雇用された労働者を自治労地域サービスユニオンへの組織化をすすめています。今後は、加入拡大とともに団体交渉を行うなど労働条件改善に取り組みます。

労組加入についてそれぞれの企業の反応

 

K社) 922円の落札で職員には800円支払っており、年間20万円の赤字になる見込み。
県の姿勢もおかしい。「従前と同じ条件で、非常勤職員を引き取ってくれ」と言っても競争入札ではそれはできない。それなりの対応をしてもらわないと。来年受託するかどうか正直考えている。
労働組合も我々に言うよりも、県に注文した方がいいのではないか? 最低落札制限のない入札は、社員の時給に影響する。
B社) 世間の相場も見てほしい。東京や大阪でもスキルのない人たちの時給は800円くらい。高知で1,000円もだせるわけがない。非常勤の人達もいつまでも県の感覚でいて、組合加入や主張されてばかりでも困る。事前に見積もりも出したが、最後は入札になり、低価格になってしまう。結果職員の時給に影響する。
県は今回のやり方も反省するべき。入札方法をなんとかしてもらわないと。次回は今回の入札額が上限となって叩き合いになる。うちは自社雇用の社員を特定派遣にしているが、他は登録派遣。職員のことを考えると問題がある。県としても考えるべき。
T社) 最低制限の入札であり、価格を下げざるを得ない。競争入札になるとどうしてもたたき合いになる。自分らもそこをなんとかしてもらいたいと思っている。

③ 上記のように、労働者の賃金水準の改善は、雇用関係のなかの労使交渉だけでは改善しません。
  委託先労働者の賃金水準を改善させるため、最低価格制限を設ける等の「入札改革」「自治体公契約条例」の制定を高知県に対して求めていきます。あわせて、このことにより、「安価なだけ」の安易なアウトソーシングに歯止めをかけます。