【自主レポート】 |
第32回北海道自治研集会 第Ⅱ-③分科会 地域からつくる保健福祉のしくみ |
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1. はじめに もなみ学園は、1950年北海道立知的障害児施設として札幌市の南部に当たる南区川沿に開設されました。その後、石山東に移転し、火災や施設の廃止提案など、様々なことがありながらも現在の入所定数80人(移譲前)の施設として至っています。 |
2. もなみ同好会(ボランティア組織)設立 2006年4月に「道立もなみ学園」が「社会福祉法人北海道社会福祉事業団」に移譲となりました。その後、児童の社会参加(外出)の手伝いをするため、旧もなみ学園職員の数人が集まって、「もなみ同好会」を設立し、ボランティア活動を行うこととしました。 |
3. 継続してほしいこと(ボランティア活動実施の理由) ① 我々、旧もなみ学園職員が当時のもなみ学園の事業で誇れることの一つとして、児童への社会参加支援事業がありました。毎週土曜日に「土曜プログラム」と称して、4人の職員を配置して、児童を順番に外出を中心とした支援を実施していました(このプログラム実施の導入に当たっては、土曜日に出勤する回数が増えることから、職場内で大議論があった事は言うまでもありません)。この事業は、児童からは大変好評で楽しみの一つとなっていたことから、移譲後も継続してほしいと思っていました。 |
4. こんな感じでやってます(運営の実際) 現在、「もなみ同好会」の会員は、旧もなみ学園職員を中心に15人が登録し、万が一の事を考えてボランティア保険に加入し、活動しています。 |
5. この場面をみるとやめられない(継続している理由) ① この事業は、基本的にみんな(子どもたちを含めて)が楽しいかどうかが重要です。旧職員は、当初「サービスを低下させない」などという使命に燃えていましたが、実際にボランティアに参加すると「使命感」と言う考えは無くなり、とても楽しく、自分たちが嫌なことなどで気分が落ち込んいても、児童とともに過ごすことで解消されようになりました。さらには、この活動が、世の中の役に立っているという気にもなりますしね。結局、今となっては自分たちのために行っているのが現状といえます。 |
6. 受け入れてくれたもなみ学園の職員さんの気持ちは?
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7. 最後に このボランティア活動を通して考えたことは、いろいろな方法はあるにせよ、すべては障害を持つ人の生活向上にいかに寄与することが必要であるかということです。また、施設の経営主体が、公立であろうと民間であろうと、そこで働く人は、福祉の仕事の公共性を意識し、利用者のことを考えて仕事をしていることに変わりはない、そのことを改めて感じることが出来ました。 |
2007年度の事業内容
2007年度収支決算
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もなみ同好会たより第23号 "7度の気温にソフトクリームは不適" 次回は6月21日に決定。小樽か、ゲームセンター。
5月10日現在基金残額 25,101円 |