【モデル単組】 |
第32回北海道自治研集会
第Ⅱ-③分科会 地域からつくる保健福祉のしくみ |
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1. はじめに 三条市職労青年部は、「みんなで○○を楽しむ会」という外出支援をしているボランティア団体に団体登録しており、春と秋の年2回定期的に行われる大人数での「お出かけ会」に参加しています。 |
2. ボランティア参加にいたるまでの経緯 「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」という病気をご存知でしょうか。ALSとは難病中の難病といわれる疾患で、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。この病気は常に進行性で、やがては四肢マヒとなり、最後は呼吸筋のマヒにより人工呼吸器を利用しなければ呼吸ができなくなり、最終的には死に至る病気です。進行しても感覚や知能は侵されにくく、また、男女比は2:1と男性に多く認められ、働き盛りの年齢での発病が比較的多いため、本人の精神的な苦痛だけでなく、家族の介護負担や経済的負担も大きい病気です。 |
3. 「みんなで○○を楽しむ会」とは…… 「みんなで○○を楽しむ会」は、たった一人の障害者の方の「ジャズが聞きたい!」の声から始まり、1998年12月にジャズコンサートを開催し、1回のコンサートで終わることなく、現在まで外出支援のボランティアを行っている会です。 |
4. ボランティア活動の内容、参加体制 青年部のお手伝いの主な内容は、「お出かけ会」の車の運転と車への乗降のお手伝いなどの力仕事をはじめ、車椅子を押したり食事のサポートなどです。行き先や内容によって、会の事務局から今回は何人出てもらいたいという依頼があり、新入職員や青年部を卒業した人なども含め毎回5人以上の職員が一市民として活動に参加しています。 (1) 最近の活動内容 |
新津植物園にて | 新津植物園にて |
② 新潟みなとぴあ 遊覧船の旅!(2007.5.20(日)新潟市) |
車から遊覧船へ | みなとぴあにて |
③ 緑の中でバーベキュー!(2007.10.14(日)三条市内) |
ドライブ中にBBQの準備 | 屋内の様子 |
天気がいいので急遽外へ | 食事の後のミニコンサート! |
④ ビッグスワンでラグビー観戦・県立自然科学館見学(2008.5.18(日)新潟市) |
鳥屋野公園に到着 | 新緑の公園を散策 |
芝生の上も車椅子で | やっぱり最後はみんなで記念撮影 |
(2) 参加しての感想 |
5. おわりに 青年部では、「みんなで○○を楽しむ会」の発足と同時に活動に参加させていただき10年が経ちました。その間、「みんなで○○を楽しむ会」におかれては、ボランティアの参加者不足があったり、会の発展について模索されながらも現在まで10年以上活動を続けられています。 |