【自主レポート】 |
第32回北海道自治研集会 第Ⅳ-②分科会 地域で教育を支える~教育行政・生涯学習・スポーツ・文化~ |
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1. はじめに 北中城村は、沖縄本島の中部地域にあって、那覇市の北東、約16kmの地点にあり、東は中城湾に面し、南は中城村と宜野湾市、北は沖縄市、西は北谷町に隣接し、人口約16,000人の村です。 2. 北中城村立学校給食調理場の概要 北中城村の学校給食は、共同調理場方式で、小学校2校、中学校1校の約1,900食で、所長(教育総務課長兼任)、給食係長、栄養士(県費)、調理師11人(正規7人、臨時1人、日々雇用3人)、事務職員(臨時1人)で営んでおります。給食費小学校3,900円、中学校4,500円です。 3. 豊かな学校給食実現のために! 私たちの学校給食は、地域の特性を生かした、「安全でおいしい学校給食」の提供を目標に、手作りの味を追求し、安全な食品の使用に向け、地域の旬の産物を使用し、子どもたちの生きる力を育てるため、地域・学校と連携して、郷土食、行事食等、献立の多様化給食内容の向上を図っております。 (1) 地産地消の推進 (2) 学校給食への地元産品活用の現状 |
北中城村漁業組合 |
② 野菜類(人参、じゃがいも、大根、サヤインゲン、冬瓜、にがうり、パパイア、へちま、かぼちゃ、なす、おくら、キャベツ、白菜、ほうれん草、チンゲンサイ、小松菜、レタス、サニーレタス、ようさい、セロリ、にんにく、ねぎ、にら、トマト等) |
安里さん(熱田) (人参、にら、なす等) |
与那覇さん(仲順) (人参、ネギ、ほうれん草等) |
与儀さん(大城) (さやいんげん) |
棚原さん(安谷屋) (キャベツ、白菜、なす等) |
棚原さん(安谷屋) (キャベツ、冬瓜、ねぎ等) |
比嘉さん(安谷屋) (にら、レタス、ねぎ等) |
学校給食協力農家 野菜 25人 |
大城さん(渡口) (パッションフルーツ) |
村吉さん(石平) (シークァーサー) |
棚原さん(安谷屋) (ドラゴンフルーツ・野菜等) |
学校給食協力農家 果樹 8人 |
比嘉さん(和仁屋) | 卵 |
⑤ キノコ類 |
大城さん(熱田) | えびす茸 |
⑥ みそ |
JA婦人部 みそ |
⑦ 地元食材を活用した思い出バイキング |
小学校6年生と中学校3年生に卒業を記念して思い出バイキングを行っています。 (3) 具体的に見える形での実現として (4) 地場産物調達体制 (5) 今後の課題 (6) 課題を克服するために |
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(7) 地場産物活用における今後の目標
○2005年度 1,700,000円 ○2006年度 3,600,000円 ○2007年度 4,400,000円 ○2008年度 6,000,000円 目標 ② 食農・漁教育 村内の小・中学校で、総合学習、生活科などの授業で農・漁体験実施 ③ 特産物の開発 ④ 学校給食における生ごみ、残滓による堆肥づくり 4. まとめ 学校給食は単に栄養価の問題だけでなく、正しい食生活を理解するものと考えます。地元食材を活用することによって、子どもたちに食料の流通や、食への理解・関心を高め、自然の恵みへの感謝など、食育を推進し、また、調理場と役場、生産者の信頼関係を構築し、コミュニケーションを通しながら、笑顔を咲かせ、地域の農水産物を活かした豊かな食文化を育む事ができると考えます。 |