男女共同参画に関する担当者アンケート 分析結果(*姫島村資料なし)
① 担当課について
○担当課はどこですか? の問いについては
・男女共同参課・室があるのは……大分市・別府市の2市
・人権担当課に担当があるのは……豊後大野市・臼杵市・玖珠町・中津市・豊後高田市・国東市の6市町である。
・企画にあるのは……津久見市、佐伯市、日田市、宇佐市、杵築市の5市である。
・総務にあるのは……由布市、竹田市、日出町の3市町である。
・生涯学習課にあるのは……九重町である。
*県下の担当課は、大分市と別府市を除き、人権・企画・総務・生涯学習課とまちまちである。
○今の課がふさわしいか? その理由については
*男女共同参画課(大分市・別府市)は除いた意見として、
・人権担当課がふさわしい……臼杵市、中津市、豊後高田市の3市
実現するためには人権意識によるところが大きいと考えられるため。
市民運動につなげることが可能などがあった。
・人権担当課がふさわしくない……豊後大野市、玖珠町の2市町
理由としては、内容が多岐に渡っている。
人権関係だけでなく、多方面に関連があるため。などがあげられている。
・企画課がふさわしい……佐伯市、日田市・宇佐市・杵築市の4市町
理由としては、全庁的な取組みとしやすい。
他課の調整機能をもつ部署であると思うのでふさわしい(妥当)。
女性政策として総合的に推進するのはふさわしい。
・企画課がふさわしくない……津久見市
理由としては、独立した課・室・班などを新設するのが望ましい。
・総務課がふさわしい……由布市
・総務課がふさわしくない……竹田市・日出町の2市町
理由としては、総務課は、全体的な管理を行う部署ではありますが、男女共同参画行政を担当するところではない。
一概にふさわしくないとはいえないが、どの課が担当するにしても専任職員が必要。
・生涯学習課がふさわしい……九重町 *どの課がふさわしいかは、まちまちではあるが、専任職員の必要性を強く感じる。
○どのような課が事業をすすめやすいと思いますか?(回答したのは8市町・残り8市町は無回答)
*男女共同参画課である(大分市・別府市)は除いた意見として、
・男女共同参画課……豊後大野市・津久見市の2市
理由として、男女共同参画課が中心となり、各課へ男女共同参画の視野に入れた事業を展開していくよう依頼できるため。
・人権担当課……竹田市・日出町
理由として、男女参画行政に関する事項は、人権施策の一環である。
女性の人権という面では、人権対策である
・企画、総務……豊後大野市、玖珠町、国東市の3市町
理由として、男女共同参画課が理想であるが、無理ならば、企画がよい。
市民と協働し、各課との連携がとれる。
全庁的な取組みが行えるから。
実現に関する取組みは、広範多岐なものであり、市政のほとんどの分野において取組みを実施する必要があるため。
・住民への啓発及び学習会・講演会等を行える課
② 拠点施設について
○拠点施設はありますか? ・各市町拠点施設はなし!!
○今後の建設予定又は、基本計画等位置づけについて
・未定または無しのところがほとんどであるが、
豊後大野市では、新庁舎建設時に一部の機能ができるよう要望したいや
日田市では、今後建設予定
別府市では、設置に向けて検討委員会が設置されており、男女共同参画推進条例において施設の整備に努めるとなっている。(別紙資料②参考)
○拠点施設の次の業務は、どのようにしていますか?(13市町回答・3市町無回答)
・相談機能については、人権担当課や福祉課、子育て支援課等での対応が多く、各課と連携を図りながら相談または対応を行っている。
・交流機能については、臼杵市・津久見市・玖珠町・中津市は、行っていない。
*自由に、いつでも市民が学習できる環境は必要である
・情報機能については、HPや広報及び書籍等を通じて情報提供を行なっている。
・学習機能については、講演会、学習会、研修会を実施、取組んでいる。
・活動支援については、大分市のようにNPO法人への土日窓口委託や佐伯市では7団体に年額5万円補助金を交付している。別府市では拠点施設の設置準備室を市の施設内に開設いており、活動のために提供している。などがあげられている。
○拠点施設についてどう思いますか?
・必要と回答したのは……大分市、由布市、豊後大野市、津久見市、佐伯市、日田市、別府市、国東市、九重町の9市町
その理由として、施策上重要なことであり、目的を達成するために市民が直接活動する場所として有効。
市民の情報収集や活動交流の場となる。
DVなどプライバシーの関係で拠点施設があると利用しやすい。
市役所に行きづらいというイメージが払拭できる。
*男女共同参画社会を実現するためには、市民が利用しやすい拠点施設が必要だと考えている。
・必要ではないと回答したのは……竹田市、臼杵市、玖珠町、豊後高田市、宇佐市、杵築市の6市町
その理由として、小規模自治体には運営できない。現在の人口規模では必要ない。
小規模な自治体では拠点施設として機能しないのでは? という意見である。
③ 担当者について
○担当者は、専任ですか? 人数は?
・専任の職員を配置しているのは6市で……大分市(2名)、豊後大野市(1名)、臼杵市(1名)、別府市(2名)、国東市(1名)、中津市(1名)
・兼任は11市町で……由布市(5名)、竹田市(1名)、津久見市(1名)、佐伯市(2名)、日田市(2名)、玖珠町(3名)、豊後高田市(1名)、杵築市(1名)、日出町(2名)、宇佐市(1名)、九重町(1名)
○今の人数でよいですか? の問いについては
・専任、増員(1~2名)を希望しているのは7市町、今の人数でよいが9市町となっている
兼任しているところが多く今の人数でよいというところもあるが、増員や専任を希望している。
④ 条例について
○策定状況と特徴についてですが
臼杵市・津久見市・中津市・宇佐市・九重町以外策定済みであり、特徴のある市としては「大分市の苦情や権利侵害などの救済の申し出をすることができる」や「豊後高田市の部落差別をはじめあらゆる差別をなくし人権擁護する条例に包含される」などがあげられている。
⑤ 基本計画について
○策定状況と特徴についてですが
津久見市・杵築市・日出町・豊後高田市(本年度策定予定)以外は、策定済みである。
○数値目標と内容については
目標設定をしているのは12市町(大分市、由布市、竹田市、豊後大野市、臼杵市、佐伯市、日田市、中津市、宇佐市、玖珠町、国東市、九重町)であり、各種審議会等の女性登用率を30~40%を目標としている。
⑥ 庁内連絡会議について
○組織構成メンバーについてと機能していますか? の問いについては
・組織していないところは(津久見市、佐伯市、玖珠町、杵築市、日出町)の5市町。
・組織しているでは、
豊後大野市では、関係各課より職員1名ずつ13名で構成、日田市では下部組織として一般職員で作業部会を設置している。豊後高田市については、プロジェクトチームを立ち上げている。関係部課長級で構成しているところが多い。その中で、別府市においては推進幹事会が男性と女性が同数で構成されている。連絡会議については機能しているようだが、まだ十分でない。
⑦ DV担当について
○担当課及び対応については?
各市町、人権・福祉・子育て支援課などが主に担当しており、人権、福祉課等で職員や相談員が連携を図りながら相談・対応を行っているところが多い。
○男女共同参画課としてDV関連の仕事内容は? については
相談・研修会・情報提供・啓発活動(キャンペーン)など行っている
⑧ 配偶者暴力相談支援センターについて
○必要性を感じるか? とDV防止法の改正について知っているか? の問いには、宇佐市以外は各市町ともに必要と回答しており、改正についても知っている。
⑨ 女性の審議会委員の登用について
○数値目標がありますか? の問いについては
50%ともっとも高いのは佐伯市である。
40%は由布市と臼杵市
35%は大分市
30%または以上と回答したのは、竹田市、豊後大野市(H22まで)、日田市、玖珠町、別府市、杵築市、国東市、中津市、宇佐市の9市町。20%は日出町。津久見市は数値目標はない。
○昨年度調査での率は?
大分市が31.2%もっとも高く、次いで国東市の28.9%と佐伯市の28.7%となっており、女性登用に積極的に取組んでいる。また、玖珠町と杵築市が15.3%と登用率が少なくなっている。
○率を上げるためにいていることは?
文書等で通知又は、協力依頼を実施しているところが多い。佐伯市のように強力に要請しているところや、日出町では町内の女性団体連絡協議会を設立し実績を残すように活動し取組んでいる。豊後大野市は、女性の人材リストの作成に取り組んでいる。
⑩ 男女共同参画の仕事について
○あなたの理想は? については
「男女共同参画」といわなくても良い社会になるのがいい。各課の事業それぞれに男女共同参画を意識した取り組みが必要であると思う。拠点施設(又はそれに代わるもの)が出来て、市民が自由に活動できるようになればいいと思う。など。
○理想をかなえるためには、どんなことが必要でしょうか? については
各市、男女がお互いに理解し、個人を尊重し、支えあえあうことが大切だと考えており、理想をかなえるためには、正しい理解や意識の向上(職員・市民)などがあげられている。
その中で、別府市においては拠点施設設置の検討委員会設置について取組みを始めたことをあげている。
|