【自主レポート】 |
第34回兵庫自治研集会 第2分科会 地方財政を考える |
2005年度(平成17年度)に策定した「宇佐市行財政改革プラン」も、2009年度(平成21年度)までの5年間で修了しました。この5年間で改革プランに対してどのような成果があらわれたのか、2009年度(平成21年度)の決算状況等を含め検証を行いました。 |
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1. 歳入歳出の収支状況 2009年度(平成21年度)決算額は 2. 改革目標額に対する実績額(年度別) |
【項目別総括】 〈歳出削減策合計〉 (達成率 105.0%) 〈歳入確保策合計〉 (達成率 231.2%) 《改革目標額全体》 (達成率 106.1%) 3. 財政指数 次に、財政構造の根幹をなす主な指標について、2005年度~2009年度決算で比較してみます。 (1) 経常収支比率 …… 経常経費充当一般財源/経常一般財源 (2) 健全化判断比率 …… (2008年度決算より算定) 4. 基 金 次に、「積立金の現在高」ですが、特に重要なのは、財政調整基金と減債基金であるので、これについて見てみます。 |
※財政調整基金・減債基金ともに取崩額の減により残高は増加しています。 |
5. 職員退職基金残高と退職予定者数 職員退職基金と退職予定者数の推移は次の通りです。 |
職員退職手当基金については毎年積み立てているものの、今後10年間に180人以上の退職予定者があるため、積み立てを積極的に行い、財源の年度間調整を行っていかなければなりません。 6. おわりに 「集中改革プラン」による行政改革は、国の財政政策に大きな問題があることは言うまでもありません。「宇佐市行財政改革プラン」が予定の5年間を終え、数字的にみれば行革により赤字縮減の改革・改善効果があったようには見えます。しかし、宇佐市においては全職員の給料カット(4~6%)をはじめ様々な合理化をうけているのが現状です。 |