【自主レポート】 |
第34回兵庫自治研集会 第2分科会 地方財政を考える |
津久見市職労は、2004年2月に「臨時大会」を開催し、2007年度には「赤字再建団体転落」の予測がされたため、その阻止に向け、「市職労自治体改革」~市職労の新たな出発~を提起し承認されました。 |
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私たち津久見市職労は、2003年11月に行なわれた市長選終了後の2004年2月に「臨時大会」を開催し、2007年度には「赤字再建団体転落」の予測がされたため、その阻止に向け、①人件費削減への対応、②少ない人数での行政運営、③経費節減に向けた事務事業の見直し、④歳入増政策と市民に理解される市役所像、⑤市町村合併について、を柱とした「市職労自治体改革」~市職労の新たな出発~ を提起し承認されました。 まず、これまでの経過について、簡単にまとめました。 2003年(平成15年) 11月 市長選挙 【公約:採用停止・新庁舎建設凍結等】 1. 事業費等の見直し 上記の見直しで、まず注目するのは、投資的経費です。 |
ほかに、公共施設の見直しとして、第3セクターであった仙水遊漁センターの廃止(指定管理者制度で2011年4月から観光施設「うみたま体験パークつくみイルカ島」へ・・・後段記載)、市民プールの廃止、各施設の指定管理者制度導入、事務事業の見直しとして、公用車の配置基準の見直し、公園等施設の維持管理に係る委託料の見直しとしてアダプト制度導入によるボランティアとの協働、光熱水費の削減、旅費制度の見直し、臨時職員の支給単価、雇用形態等の見直し、補助金等の見直しを行なってきました。 2. 総人件費の見直し まず、職員数(津久見市財政規模経緯 後段記載)を見ますと、2003年度327人(消防職含む。)でしたが、実行計画終了時(2009年4月1日)は255人、集中改革プラン終了時(2010年4月1日)は246人と凄まじい勢いで減少しています。 3. 今後について 津久見市では、2009年3月に新たに向こう5年間の「第2次津久見市緊急行財政改革実行計画」を策定し、改めて行った向こう5年間の財政収支の試算では、第1次の行財政改革を行っているのにもかかわらず、このままいくと2013年度には基金が枯渇し、約7億3,700万円もの財源不足となることが判明しました。 4. 終わりに 上記のように厳しい状況ですが明るい話題もあります。 |