【論文】 |
第34回兵庫自治研集会 第3分科会 自然災害に強いまちづくり~災害から見えた自治体の役割~ |
東日本大震災が発生し、我が国において戦後最大の危機に瀕したが国民の底力を持って復興を目指し進んでいる。大震災においては、消防法被を着て救援活動を行う消防団員が多く活躍した。消防団は現在加入者が年々減少し地域防災の在り方が問われている。高鍋町職自治研究対策部は地域防災ボランティアのリーダーとして消防団の抱える問題を明らかにするとともに、今後の高鍋町の防災向上に向けた方針について提言したい。 |
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1. 消防団員の身分と任務
(1) 消防団員の身分と任務 |
資料提供:高鍋町消防団第10部 |
2. 高鍋町消防団の実情 (1) 消防団員の実情と近隣自治体との比較 |
表2では、高鍋町及び木城町の平均年齢が高目なのに対し、新富町及び川南町は低い平均年齢となっている。そこで表3では高鍋町・新富町・川南町だけの年齢構成を、表4では在職年別構成を比較した。これからわかることは、十分に団員数の確保が出来ている新富町・川南町は、高鍋町と比べ消防団員の在職期間が短く、若い世代で構成されていることがわかる。 |
(2) 高鍋町消防団の問題点の考察 |
高鍋町の問題点で考察してみると、下記のことが考えられる。 |
3. 大震災を振り返って消防団の課題 (1) 震災による消防団及び施設の被災 |
出展:2011年東北地方太平洋沖地震について136報 消防庁 |
(2) 大震災を検証し高鍋町消防団活動に必要なこと |
4. 今後の展開として
(1) 今後の取り組みは? 5. まとめ |