【自主レポート】 |
第34回兵庫自治研集会 第6分科会 地域での子育ち支援 |
私は猪名川町の留守家庭児童育成室の指導員で、現在民間会社のパート社員として仕事に就いています。私が働き始めた2004年度までこの事業は町の直営でしたが、2005年度から民間会社に委託され、その子会社が運営して今日に至ります。その間学童保育はどんな状況になりどのような問題が起きたのかを検証し、学童保育の地域社会における役割を一指導員として考え、新しいかたちを提案します。 |
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1. 学童保育とは
「学童保育」は「留守家庭児童育成室」や「児童クラブ」など市町村により名称は違いますが、以下一般的に親しまれている「学童保育」を使うことにします。 |
2. 民間委託になって
1995年度より猪名川町の学童保育は民間委託になりました。しかし民間委託に移行するときに指導員にその旨の説明がなく、その後も教育委員会より直接指示を受けていたため、指導員は学童保育が業務委託されていたことを2年間知らずに働いていました。そして労働局により、猪名川町の学童保育は偽装請負であることが判明し、是正指導されました。その後、町は適正な委託にすることを選び、委託先の会社に保育のノウハウが無かったことも手伝って、地域や学校との連携不足、保育の質の低下、働く者の不安定雇用などが問題になってきました。
(1) なぜ地域や学校と連携が取りにくいのか
(2) メリット
(3) デメリット
(4) 直営になること |
3. 子ども・子育て新システムを考える
今年6月に子ども・子育て新システムが衆議院で可決されました。この制度が参議院を通り、来年度から施行されると、学童保育はどうなるのか考えてみます。
(1) 新システムで変わること
(2) 新システムの問題点 |
4. これからの学童保育を考える
(1) 地域にみる学童保育のかたち
(2) 学童保育と指導員の基準を明確化
(3) 学童保育が地域を変える |