【自主レポート】 |
第34回兵庫自治研集会 第8分科会 都市(まち)と地方の再生とまちづくり |
地方分権が進展し市民ニーズが多様化・高度化する中、地域の果たす役割が重要視されています。今回のレポートは、市民が提案した事業を市民の寄附によって市民が実施した事例「坂井市寄附による市民参画制度」による「坂井マイロード事業」のかがしによるまちづくりを紹介します。 |
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1. 「坂井市寄附による市民参画制度」 (1) 坂井市の現状と制度の概要 (2) さかいマイロード事業の実施 |
事業一覧 | |||||||||||||||||||||||
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自治区上段:実施済み事業 自治区下段:寄附募集中事業(さかいマイロード事業は事業着手済み) |
2. 地区青壮年会によるかがし製作 今回かがし製作の委託を受けた坂井町上兵庫区は今まで23年間「さかい夏まつり」にかがしを出展してきました。かがし製作が区青壮年会の恒例行事であり、絆を深める場ともなっています。このようなことから市の委託を受け製作に取り掛かることになりました。上兵庫青壮年会では、題材・作成方法について検討を初めましたが題材は設置する地区名「大関」にちなんで「関取」を製作することになりました。今回は屋外への長期展示が条件とあって、素材に関しては様々な情報を集め、グラスファイバーにより製作することとしました。今まで何十体も製作してきたとはいえ、慣れない素材に悪戦苦闘しながら約3ケ月半を掛けてようやく完成しました。高さ3.5mの立派な「関取」の完成です。名前は平安の頃、龍が潜んでいると恐れられた「淵龍の池」から「淵龍関」と名付けられました。かがしは、夏まつりに出展の後、交通安全標語を取り付け無事交差点に設置されました。今頃上兵庫青壮年会では今年も「かがしコンテスト」に向けてのかがし作成が始まっていることと思います。 3. 今後へのつながりと地域の発展 「さかいマイロード事業」は今年の事業で庁内4箇所の設置が完了することになります。坂井町主要道路の東西南北にそれぞれ設置され、坂井市のPRと皆さんの交通安全を願っています。昨年のかがしコンテストには45体の出展があり、中学校や幼稚園、企業など10体以上が坂井町以外から出展されています。少しづつ坂井市全体の事業として広がって行けばいいと感じています。 |