【自主レポート】 |
第34回兵庫自治研集会 第10分科会 「地域力」「現場力」アップにむけた学び合い |
網走では、学校給食を教育の一貫として長年捉え、様々な闘争を経過しながら近年の「食育」というキーワードにたどり着き、これまで主張してきた「直営で実施」という目標が正しかったと改めて実感しています。今も続く行革合理化・財政健全化・アウトソーシングという逆風の中で、近隣校での親子給食の拡大へと大きく判断しました。今回は改めてこの間の運動の流れを思い返し今後に向けてレポートしました。 |
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1. 学校給食の経過
網走での学校給食は、市内・周辺校含め(一部を除き)自校給食で実施され、調理員は嘱託職員で実施されてきました。その後、自治労現業運動の高まりの中で、現業職員の正規職員化運動が活発化し、時代背景とともに学校職員も正職へと移行されていくことになります。
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2. 親子給食実施に当たって
財政的な理由もさることながら議会の動きも、センター化闘争時に判断された付帯決議が持ち出され、直営化・委託化の議論も一部では話されていました。 |
3. 学校職員の役割
自校給食のメリットとして、これまで私たちは「作り手の顔が見える」を一番に掲げ、調理員は給食調理と配送先での配膳を担当し、運搬は2t車を使用して用務員が積み込み・積み下ろしを行い、各フロアーへの配膳作業は、事務補が行うとして一連の流れを想定しながら作業を確認、全学校職員がそれぞれの役割の中で学校給食に関わり、業務として確立させ、学校給食を「より安全に、責任を持って実施しよう」と位置付けています。 |
4. 施設の改築と親子給食の拡大
そうした中、昨年、教育委員会から校舎耐震調査結果に基づく改修と老朽化調理施設への対応として、親子給食の拡大が出されました。 |
5. 学校職員として
市労連としては、現評を中心として「直営堅持」するために学校職員全体で分担し、それぞれが業務の重さに責任を持つことで市民・当局・議会への直営の自信を持つことが出来ると考えます。 |
6. 住民へのアピール(市民健康まつりに参加)
市民健康まつりへの学校給食の参加は、給食部会を中心に6年目をむかえ、これまで様々な学校給食メニューを調理・販売し、チラシによる市民へのアピール(前日・当日)を行い、毎年、予定数量すべてを完売してきています。
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