【自主レポート】

第34回兵庫自治研集会
第10分科会 「地域力」「現場力」アップにむけた学び合い

白糠町役場職員組合の取り組み



白糠町役場職員組合の取り組み


北海道本部/白糠町役場職員組合 湊谷 雅浩

1. 職員組合の現状

 本町の職員組合は、主に職場の親睦団体としての役割と町内のまちづくり団体としての性格を持っています。
 自治労加盟は2007年とまだ日が浅く、慣れないことも多くありますが単組の活動としては過去から継続して積み上げているものがあり、組合の必要性については多くの職員から支持されており、町民からも理解されているものと考えております。
 2011年4月1日現在、職場には199人の正規職員がおり、管理職を除く158人全員が組合員であります。基本的に組合員が困ったときに力になることができる組織づくりを目指しており、親睦と仲間づくりをメインに取り組んでおります。
 課題としては、今後も続く人員削減により組合役員等担い手の育成が急務となると考えております。(1995年度末には職員数299人。2011年度までの15年間で1/3・100人を削減した。また、2003年度~2009年度までは退職者不補充とし急激に人員削減を進めた。今後も5年間で40人退職予定だが15人しか採用しない予定。)

2. 青年部の取り組み

 ピーク時には100人を超えた青年部(女性含む、31歳未満)は現在、18人おり、研修事業やキャンプ、役場職員だけではなく町内青年団体との交流や親睦のために多くのまちづくりイベントに積極的に参加しております。そして各団体から役場青年部がいなければイベントができないという声があるほど評価をいただいているところであり、職員組合が町民から理解を得ている大きな力になっております。(町内のまちづくりイベントは、商工会や漁協など民間主導で実施しています。)
 このほかボランティア活動も実施しており、年に1~2回のごみ拾いやリングプル・ペットボトルキャップ・古切手の回収など毎年継続して小さな善意の積み重ねをしているところです。

3. その他の取り組み

 白糠町では町内だけで利用可能な商品券があり、愛町購買運動を進めております。その中で昨年度は組合員52人を含む役場職員82人が696,000円の商品券を購入し、利用拡大に協力いたしました。また、今年度も継続して取り組み中で、組合員86人を含む役場職員107人が599,000円の商品券を購入し協力しているところです。(今年度については6/29現在の途中経過です。)