【自主レポート】 |
第34回兵庫自治研集会 第10分科会 「地域力」「現場力」アップにむけた学び合い |
人間社会が複雑・多様化してきている現代において、企業だけでなく自治体においても持続可能な社会の実現に向けて、いかに取り組むかということが求められている。労働組合も要求主体の活動だけでなく、社会を構成する当事者として社会的責任を果たし、組織の存在意義を高めていく必要があると考える。ここでは、公営交通事業者として地域に根差した取り組みとなっている「神戸イルミネーションバス」の概要を紹介したい。 |
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1. はじめに 「持続可能な社会の実現を目指す」この言葉には、多様な概念が含まれており、目的・手法・結果に至るまでさまざまなアプローチが考えられるが、近年の企業活動に見受けられるように、企業として利害関係者に対する活動だけでなく、企業活動に基づいた社会的責任や企業の地域社会に対する社会貢献等を通じて、地域とともに企業発展していこうという機運が高まってきている。これら取り組みの総称をCSR(Corporate Social Responsibility)として表現し、企業の自発的な行動としての社会貢献が活発化してきている。 2. 神戸イルミネーションバスが運行されるまで (1) 運行企画の誕生 (2) 神戸イルミネーションバスの製作 |
3. 神戸イルミネーションバスの運行 (1) 神戸市内の皆様へ |
(2) 新潟県中越地震の被災者の皆様へ |
(3) 東日本大震災の被災者の皆様へ |
4. おわりに 労働組合の社会的責任を(USR)と表現し、少々背伸びしながらレポートとして綴らせて頂いたが、いま公務員や公務労働組合に対する風当たりが非常に厳しくなってきていることは言うに及ばない。さらに言えば理不尽なまでのバッシングにより、世間全体が一方的な情報のみで“公務員像”また“労働組合像”を捉えているように感じてならない。 |