【自主レポート】 |
第34回兵庫自治研集会 第13分科会 地域で再生可能な自然エネルギーを考える |
福島第一原発事故は、地震国日本での原発立地の危険性・廃棄物処理の困難性を露呈し、核燃料サイクル政策の放棄、自治体主導のもと市民・NPO等と連携した地域分散型エネルギー政策の必要性が示されました。 |
|
1. 島根原発をめぐる現況と取り組みの経緯 国の原子力安全委員会は昨年11月、原発等での事故発生時に重点的に防災対策を実施する地域として、現在の基準であるEPZ(原発から半径8~10㌔圏域)をUPZ(原発から30㌔圏域、緊急防護措置区域)に改めるなど新たな指針を設定。「原子力災害対策特別措置法施行令の一部改正(案)」に含めて第180通常国会に提出しました。 2. 6回目の意識調査と関係自治体等への要請行動 島根県本部は1998年3月、中国電力が島根県と鹿島町(現在は松江市)に対して行った「島根原発3号機の増設同意の申し入れ」を機にそれまでの反原発運動を総括し、自治労方針を踏まえ、「①県都市全体が炉心から10㌔圏内に位置する島根原発への県民の不安、事故発生時の広範囲にわたる連携強化の必要性などから、3号機増設は認めない」「②地方(過疎地)へ原発を集中立地させないためにも、消費者・生産者の意識改革、省エネ・節電の推進、新エネルギーの利活用等により、原発に頼らない社会をめざして調査・検討を行う」ことを基本スタンスに、県本部内に原発対策委員会を設置しました。 |
2012島根原子力発電所に関する意識調査について 1)日 程 2012年1月27日(金)~2月16日(木) |
上記の結果を踏まえ、島根県本部は平和フォーラムしまねや自治労鳥取県本部と連携し、3月27日~5月16日にかけて、島根・鳥取両県と関係自治体(6市)、中国電力に対する要請行動を行いました。その概要は以下のとおりです。 |
関係自治体等への要請行動について 1)要請事項 2)概要・総括 |
3. いま私たちに求められること 「核と人類は共存できない」ということ、そして国民世論の大多数が原発に頼らない社会の実現を求めていることが福島第一原発事故で明確になりました。
|
≪資料≫ 島根原発周辺の新たな防災対策重点地域 |
|