4. 日田市職労としての環境保全活動への関わり
(1) 原発問題・エネルギー問題を踏まえた世論形成
日田市職労においては、県本部の方針を踏まえて「さようなら原発 1000万人アクション」に参加し、署名行動に取り組んできました。日田地区における獲得目標は18,000筆とされ、そのうち日田市職労に割り当てられた署名数は12,000筆となりました。特に、今回の署名行動においては、その重要性を鑑みて「署名をお願いする方に理解いただいた上での署名」を行動の基礎として取り組むことが必要となっていました。取り組みの方法としては、①組合員一人に対し10筆の獲得を要請 ②執行委員等による訪問や街頭での署名行動を行っていくこととしました。
最終的に獲得した筆数は、およそ9,000筆と目標の達成には及びませんでしたが、交渉など組合としての行事を除くほとんどを署名活動に費やし、目標の達成に努めてきました。取り組みをすすめる中で、市民からは多くの激励をいただくと同時に、「原発は必要であり署名はできない」などの厳しい意見もいただきました。
このような中、日田市として目標署名数に近い署名数を獲得できたことも成果の一つではありますが、取り組みをすすめていく過程で、署名をお願いする際に市民と様々な議論を交わし原発のことを考える機会を提供できたことも大きな成果であるといえます。
(2) 地域に定住する一市民としての環境保全活動への積極的な参加
日田市職労では、先に述べた署名活動のほか、地域に根ざす一事業者としての取り組みとして、環境美化ボランティア活動なども行っています。
このように、日田市職労も「一市民」として、環境保全活動に積極的に参加し、地域の環境を守る取り組みをすすめています。 |