【自主レポート】 |
第36回宮城自治研集会 第3分科会 石巻に虹を架けよう! ~被災地の今を見る、知る、触れる、考える~ |
東日本大震災から5年が経過し、熊本地震が発生するなどの状況を踏まえ、災害時の自治体職員のメンタルケアについて振り返りました。メンタルケアはセルフケアと環境調整で予防が可能なことから、震災後の取り組みから今後を考えたいと思います。 |
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1. はじめに(気仙沼市の概要・被災状況) 【位置】 | ||||
気仙沼市は、北上山系の支脈に囲まれ、そこから流れ出る大川や津谷川などが西から東に向かって流れ、太平洋に注いでいます。 | ||||
【市職員の状況】 | ||||
勤務地であった本吉総合支所内での状況です。 |
2. 地域住民・市職員のメンタルケア 災害直後72時間以内では、搬送者のトリアージ、救命・救護と共にご遺族へのケアが始まりました。保健福祉課がフェーズに沿った災害時地域保健活動を担いました。 「こころのケアチーム」による支援者支援内容(3/27~7/31) | ||
つなげ票は災害救助法での支援終了の9月末まで使用し、福岡県⇒山梨県⇒奈良県と繋がりました。 | ||
職員より 3. 職員労働組合としてのメンタルケアへの取り組み 2011年12月4日 こころの健康づくり講演会 | ||
地元の精神科医を講師に招き、大災害時に起きる心の反応と疾病との違い、被災した市民や職員への接し方等についてお話しいただきました。 | ||
2014年10月4日 労働講座「災害復興期のメンタルケア」 | ||
職員研修でもメンタルヘルスを学ぶ機会が多くなっていましたが、復興期に向けてより具体的な「セルフケア」を学びました。 |
4. まとめ 2011年7月から、精神疾患は、がん、糖尿病、脳卒中、心臓病とともに国民の「五大疾病」のひとつに位置づけられました。実際、精神疾患の患者数は五大疾病の中で最も多く、なかでも「うつ病患者数」が断トツで増加し、この9年間で2.4倍になりました。 |