【自主レポート】 |
第36回宮城自治研集会 第3分科会 石巻に虹を架けよう! ~被災地の今を見る、知る、触れる、考える~ |
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1. はじめに 4月16日未明、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生した。その2日前の最大震度7の前震を含め、複数回にわたり最大震度6弱以上の強い揺れが熊本・大分両県をはじめ九州各地を襲い、多数の家屋倒壊や、大規模な土砂崩れによる被害等、各地で甚大な被害が生じた。一連の地震災害によって亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表すとともに、負傷された方、住まいを失った方に心からお見舞い申し上げます。 |
2. 京都市上下水道局の支援状況等 (1) 応急給水活動について |
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(2) 応急復旧活動について
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(3) 下水道の被害状況調査について |
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(4) 人的支援のための職員派遣について (5) その他 |
3. 現地に派遣されて 私は、4月21日(木)に現地入りし、活動を終了した27日(水)までの7日間、応急給水部隊の第2次隊として派遣された。第2次隊の、基本的な1日の流れについて以下に示す。 | ||||||||||
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派遣期間当初は、本震発生から1週間と経たない状況であり、熊本市上下水道局や、給水拠点である避難所でも、人手不足や情報の少なさからか、かなりの混乱が発生していた。そのような中、熊本市西区のリーダー都市として、4つの給水拠点(城西小学校、城西中学校、花園小学校、荒尾公園)の運営を任され、西区担当である各応援都市の管理や指示、各給水拠点からの補水依頼を受けての遊撃部隊への指示、熊本市上下水道局本部での全体会議の出席等、その時々での判断や対応に追われた。 | ||||||||||
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4. 労働組合としての取り組み 現時点で、78人の職員を被災地に派遣し、内、54人にも及ぶ組合員が現地で支援活動を行った。私が派遣されている間も、労働組合としてさまざまな案件について、協議・交渉、バックアップ等を行った。取り組み内容について以下に示す。 (1) 現地に派遣された組合員の労働条件を当局と協議・交渉 (2) 派遣組合員を通じての現地の情報収集 (3) 募金・義援金の取り組み |
5. さいごに このような震災や災害が京都で起こったら。今回の熊本地震に係る支援をきっかけに、いろいろな課題が浮き彫りになった。受け入れ態勢や指揮系統の確立、被害規模の想定、スピーディーな情報共有、また京都市の他部局間との連携や情報共有等、乗り越えるべき課題は山積している。 |