1. 非常時における給食調理員の行動計画
<災害発生時対応> |
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給食室・ランチルームの安全点検
① 万一の出火に備え、初期消火対策。
② ガス・水道・電気・ボイラーの復旧状況。
③ 窓ガラス・壁・天井・床の亀裂、落下等の確認。
④ ガス・水道・電気・ボイラーの復旧に伴い業者に確認。
飲用水道水の安全確認手順
① 長期休業終了時と同様に、給食室のすべての蛇口から流水し、その後次の点検を行う。
ア 水道水に濁りや異常はないか確認をする。(異味・異臭)
イ 試薬又は測定器を用いた水質検査をし、残留塩素濃度は0.1mg/L以上であるかを確認する。
② ①の結果、アまたはイの異常がある場合は、校長・学校教育課へ連絡し、指示を受ける。
③ ①の結果にかかわらず、水道(配)管の破裂・ずれ、水漏れ等の修理を行った場合は、校長・学校教育課へ連絡し、指示を受ける。
④ 火災時に備え、水槽やポリバケツ等に水を汲む。
確認ポイント
井戸水(学校の施設内)の蛇口がどこにあるか確認。
防災時に使用できる食器、箸の把握。
地域に飲料用の湧き水があるか把握。
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応急措置
① 避難者に対し備蓄食材や供給された食料を均等に配分できるよう人数の確認を行う。
② 災害発生当初は混乱が予想されるため、調理を必要としないものから配分する。
③ 教育委員会は学校給食施設・設備及びパンその他の給食物資の納入業者の被害状況を速やかに把握し、必要に応じ学校給食の献立変更または中止などの措置をする。
動線図
2. 防災研修
(1) 2011年8月22日(月) 研修報告
調理員18人が参加し、回転釜による炊飯研修を実施しました。
A 7.5キロ……水から炊飯 (水加減1.3倍)
B 7.5キロ……熱湯による炊飯
A 水から炊飯 | 時 間 | B 熱湯による炊飯 |
洗米し、ザルにあげておく。 | 8:30 | 洗米し、ザルにあげておく。 |
米を水につけ、強火にかける。 | 9:30 | お湯を沸かす。 |
| 9:35 | 沸騰したお湯に米を入れ強火にかける。 |
沸騰して3分強火で炊く。 | 9:40 | 沸騰して3分強火で炊く。 |
泡が立ったら弱火。 | 9:43 | 泡が立ったら弱火。 |
12分 | |
12分 |
火を止め、蒸らす。 | 9:50 | 火を止め、蒸らす。 |
15分 | |
15分 |
出来上がり。 | 10:05 | 出来上がり。 |
Aは ふんわり、米の甘さが引き立っていた。
Bは パラッとしてカレーやピラフによい。
※ 米の量が大量になった場合、沸騰で強火の3分の間に1度混ぜた方が良い。
※ 無洗米の場合は、水に浸水し、ザルにあげ、1.3倍の水加減で炊く。
(2) 2012年8月23日(木) 研修報告
2012年8月23日(木)野外での炊き出しを想定して加布里漁港にて炊飯の研修を行いました。
火加減など | 時 間 |
無洗米を水に浸水する | 1時間 |
火にかける(強火) | 14分 |
蒸気がでて1分 | 1分 |
弱火にする | 12分 |
火を止める | |
蒸らす | 10分~15分 |
午後からは、志摩庁舎の会議室で研修の反省や野外での炊き出しの注意点等について話し合いました。
○野外で炊き出しする場合 |
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※一人暮らしや寝たっきりの方、乳幼児など避難所に来るのが困難な方への食事の配慮 |
(3) 2013年8月21日(水) 研修報告
2013年8月21日(水)志摩ふれあいセンター広場で野外での炊き出しを想定した炊飯を行いました。
野外での炊き出しは昨年に続き2回目の実施であり、昨年のマニュアルを参考にできたこともあって、事前の準備等を含め手際よく実施できました。
火加減など | 時 間 |
無洗米を水に浸水する | 1時間 |
火にかける(強火) | 14分 |
蒸気がでて1分 | 1分 |
弱火にする | 12分 |
火を止める | |
蒸らす | 10分~15分 |
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