【自主レポート】 |
第36回宮城自治研集会 第5分科会 まちムラの見方「見えているもの」と「見えていないもの」 |
伊佐市では、1年を通じて様々なイベントが行われています。各イベントは、担当する部署が準備段階から事務局や実行委員として関わるのはもちろんですが、その他の職員も、各地域・集落のイベントへの参加活動を積極的に行っています。その参加協力体制は、組合の活動としての取り組みから、一市民の立場としての協力まで様々です。自治体職員としての自覚のもと、多くの組合員の参加があることで、イベントが成立している部分も少なからずあると思います。
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1. 『伊佐の冬まつり アイスワールドin伊佐』
1つ目は、『伊佐の冬まつり アイスワールドin伊佐』です。伊佐市は鹿児島県北部に位置し、鹿児島の北海道と称されています。そんな中、厳しい冬を乗り切り、逆に冬を楽しんでもらおうと、寒い伊佐市ならではの催しとして、氷にこだわった真冬のイベントとして開催しています。毎年素晴らしい氷像が1昼夜かけて完成しますが、朝日とともに溶け出してイベントが終了します。
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2. 『いさドラゴンカップ』
2つ目は、『いさドラゴンカップ』です。川内川湯之尾滝上流の広々とした流れの緩やかな場所は、1983年に完成した湯之尾可動堰の整備によって生まれました。旧菱刈町において、この場所と隣接する湯之尾温泉は貴重な観光資源であり、川を活かしたスポーツ振興と地域おこしのため、1990年にドラゴンボートを使ったイベントが開催されるようになりました。ドラゴンボートは、10人で1艘のボートに乗り込んで速さを競う競技ですが、子どもから大人まで誰でも気軽に参加できるスポーツで、現代社会においては貴重になった川での自然体験活動の場にもなっています。参加者の中には、親から孫、3世代にわたって競技を体験している人や県外からも参加するチームも出てきていまして、伊佐市の新たな伝統文化として定着しつつあります。
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3. 『ごみ0大作戦(環境美化活動)』
3つ目は、『ごみ0大作戦(環境美化活動)』です。この活動は、5月30日の「ごみゼロの日」にちなんで、私たちの住む地域環境を、より快適で美しく、誇りのあるものにするために、市内の主要道路のごみ拾いを自治研活動の一環として、主体的な地域社会への貢献を育成するものです。
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4. 『伊佐市夏祭り総手踊り』 4つ目は、『伊佐市夏祭り総手踊り』です。毎年7月末に行われる伊佐市の夏の定番イベントです。市民総手踊りや花火大会が催され、多くの市民が楽しみにしているイベントです。主催は、伊佐市商工会が中心になる実行委員会ですが、毎年伊佐市職労として市民総手踊りへの参加を行っています。 160人以上の組合員が参加し、最も多くの踊り子が参加する団体として、例年イベントを盛り上げています。伊佐市役所としては、管理職も参加していまして、市民に顔が見えるイベント参加として定着しています。年に1回の踊りということで、少々振り付けが怪しい人も見受けられますが、みんなで楽しく踊ることで、夏祭りを盛り上げていきます。 |
5. その他
イベントではありませんが、地元経済対策として行っております地元商品券(今年リニューアル)の購入というのがございます。これによって、地元経済の振興に積極的に取り組む活動は、組合員の理解と協力で購入率100%を維持しております。これは街の経済を活性化することで、自らの仕事を守るアピールにもつながっております。
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