3. まとめ
(1) 組織強化・連帯強化
元々組合員の「声」から始まったくみ合コンは、参加する組合員の関心を呼び、また、普段は執行部の限られた役員しか交流を持たない連合愛知の他の産別の民間労組と組合員レベルで交流を持つことができました。特に、企画立案から当日の運営まで民間労組の役員たちと協力しながら一つのことを実施したことは、今後の産別交流のハードルを下げることにもなります。また、今回民間労組も組合員の晩婚化の対策に苦慮している現状が分かり、職場がくみ合コンへの参加をバックアップするという報告を聞きました。運営側としては特に出会いの場の提供という点においては、分母が大きくなればそれだけ輪も広がり、産別を超えて一体となって連帯強化が図られたと同時に、各組合の組織強化にも一役を担いました。
(2) 組織拡大
岡崎市職員組合は愛知県本部から、臨時・非常勤等職員の組合組織化の重点単組に指定されていました。このことが頭にあったため、本来組合員が対象のイベントでしたが臨時・非常勤等職員も組合員と同じ価格で参加できるようにしました。そうすることで組合に対する関心を持ってもらうようにし、参加者へは加入を呼び掛けました。
(3) 地域貢献活動
くみ合コンが実施された地域は、岡崎市が中心市街地活性化に取り組んでいる康生地区でした。民間労組が参加することで実施日を土曜日に設定しましたが、どの店舗も快く協力していただけました。お店側の協力をいただきながら今までの経験を踏まえ、効率的なお店の運営ができるようになった結果、お店への支払額が縮小できたり(いわゆる参加費も安くすることができました)、貸し切りの時間を前回よりも1時間も延長できました。お店側からは次回開催を望む声がすでに寄せられていて、お店も中心市街地の周知・認識度をあげることに協力的になっていると思います。
くみ会い駅バル
岡崎市職員組合では民間労組とくみ合コンを実施する傍ら、豊田市職労連と合同で交流イベントを実施しました。
その名称は「くみ会い駅バル」。「バル」方式を活用した交流イベントに挑戦しました。
会場となったのは、これから活性化が望まれるJR岡崎駅東商業地区で、土地区画整理が完了し、ようやく店舗が増えて賑わいを見せはじめているエリアです。
協力店は、居酒屋チェーン店から和菓子店、さらには地元発展会がビアガーデンを自主企画するなど多様な顔ぶれでした。
岡崎市と豊田市は隣接し共に中核市でありながら、普段からあまり業務上のつながりや情報交換などがされていない状況にあります。お互いが相手の敷居が高いと勝手に考えているのであれば、このような交流を通じて業務にも活かされればと期待しています。
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