【自主レポート】 |
第36回宮城自治研集会 第9分科会 QOD(Quality of Death)を迎えるために ~地域でできること~ |
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1. はじめに
京都公共サービスユニオンは特別養護老人ホーム京都八勝館、八幡市民文化事業団、八幡市社会福祉協議会の3支部からなる組合です。 |
2. 当施設の食事サービス
当施設は開設以来直営で、現在は管理栄養士1人、調理師4人、調理員3人で業務を行っています。食数につきましては、毎日変動がありますが、朝食約80食、昼食約110食、夕食約80食の食事を提供しています。食事の内訳ですが、普通食、刻み食、超刻み食、ペースト食、ソフト食の5つに分類されています。現在は普通食が全体の5割を占め、ペースト食、ソフト食が全体の1割で、元気な方が多く入居・利用されている施設です。
(1) 安心安全な食事~地産地消の取り組み
(2) 五感で食べる食事~イベント食の取り組み (3) 四季毎の松花堂弁当 (4) 朝食の取り組み |
3. 他施設の食事サービス
他施設でも当施設のような食事サービスを行っているところもあれば、委託事業の施設が、多く取り入れているサービスとして、給食サービス事業を展開する企業が参入して、セントラルキッチン(調理工場)で大量に調理されたのを、施設で湯煎、再加熱をして提供する食事サービスも増えてきています。 |
4. 介護食品の充実
介護食品とは、日常の食事から介護食まで幅広く使える食べやすさに配慮した食品で、種類も様々でレトルト食品や冷凍食品などの調理加工食品や、とろみ調整食品などがあります。どのメーカーの商品にも「かたさ」や「粘度」により区分されています。 |
5. さいごに
これからの介護現場における食事の提供は、5年後~10年後の高齢者増加において、介護する人はもちろん、食事を提供する調理員も減少してくる時代になってくると思われます。この業界は低賃金の上、肉体的、精神的に大変な仕事であり、離職者が多いのが現状であります。これから先、人間ではなくロボットが介護をする時代になっていくかもしれません。そうなると、他人へのおもいやり、愛情がない介護サービスになってきます。 |