【要請レポート】 |
第36回宮城自治研集会 第11分科会 じちけん入門!! ~じちけんから始まる組合活性化~ |
札幌市役所職員組合清田区支部では「地元」を再発見し、「地元」と共に地域を活性化する取り組みを行っています。これから自治研活動をはじめようとする仲間に私たちの取り組みを知ってもらうことで、活動開始の足掛かりになることを願って、これまでの活動内容を報告します。 |
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1. 自治研活動との出会い (1) 自治研って何? (2) 大学生との意見交換会 (3) 自治研集会参加 |
2. 「地元」を再発見し「地元」と共に活性化する取り組み ここからは、札幌市職清田区役所支部の活動を紹介させていただきます。清田区役所は10区ある札幌の中で一番規模が小さい区で、組合員は180人ほどです。地域的にはホテルも無い、警察署も郵便局も無い、地下鉄、JRの駅も無いという、札幌市の中では田舎まちという印象もありますが、緑豊かで治安が良い住宅地で住みやすいまちという一面もあります。位置的には札幌の南東端にあり、日ハムの本拠地である札幌ドームの奥で北広島市の手前にあります。 (1) 地域応援事業 (2) 清風ファーム 農作業は大変だというイメージがあるかもしれませんが、放っておいても野菜は想像以上に立派に育ってくれるので苦労は感じておりません。役員は楽しみながら作業していて、収穫した野菜がわが子のように思えてきます。 組合員に格安で安全安心の美味しい野菜を購入してもらい、地産地消を実践でき、これが少しでも地元の農業を考えるきっかけにもなってくれることを願っています。 清風ファームの運営は清田区の土地柄を活かした取り組みで、毎年恒例の行事となっています。このようにその地域の特色を生かした取り組みを行うことも自治研活動スタートのきっかけになると思うのでぜひ、自分の地域の特色を探してみてください。 (3) ひなまつり講習会 |
3. 自治研推進委員会立ち上げ (1) 自治研推進委員会準備会 (2) 自治研推進委員会発足 さらに嬉しいことには、自分たちの活動を伝え聞いた組合員が、生活保護と自立支援をテーマにした自治研究論文を寄稿してくれました。少しずつではありますが、私たちの活動が広がりを見せていることを実感しています。 自治研推進委員会を発足させる前は自治研活動を意識することなく、それぞれの支部や職場で自治研活動と言える活動をしていました。その一つが先ほどご報告した清田区支部の取り組みです。札幌市は人口が195万人の道内一の大都市ということもあり、地域の人とのつながりが希薄になり、職員と住民の距離も近くありません。市民と向き合う覚悟を持って、市民と一緒に考え、実践する自治研活動を札幌市職全体で取り組んでいきたいと考えています。 今後は職場の壁を越え、横断的な取り組みをしていきたいという思いで毎月、自治研推進委員会を開催しています。まだまだ何をしたら良いかわからず日々、悩みながら活動していますが、そこから学んだことを自分の支部や職場の改革に生かしていくことができるはずです。自治研推進委員会で活発な活動を行い、札幌市職での代表的な活動の一つとなるよう、今後も活動を継続していきます。 |
4. これから自治研活動を始められる方へ これから自治研活動を始めようと思っている方の中には、何をすれば良いかわからないと思っている方がいらっしゃるかと思います。私がまさにそうでした。しかし、普段仕事をしているとき、何気なく生活しているとき、必ず自治研活動開始のヒントとなる課題があるはずです。自治研は、職場の問題や地域の問題といった身近な問題解決に取り組む活動です。自治研活動に取り組むことで普段感じている問題点を市民と一緒に考え、一緒に解決につなげ、問題意識を共有することができます。職場の問題解決や住民の生活に直結できると信じて活動を開始しましょう。 |