【自主レポート】 |
第35回佐賀自治研集会 第1分科会 住民との協働でつくる地域社会 |
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1. はじめに 私たちは2年前、八幡市の現業職員として、十数年ぶりに採用されました。 |
2. 組合活動を始めたきっかけ (1) 採用当時の認識 (2) 現実を知る
ここ十数年間、現業職場に対し新規採用はなく、退職者不補充や、民間委託が行われ、八幡市の現業職員の半分以上が50歳代という高齢化が進み、10年以内に大半の職員が退職するが、その代わりの職員が入ってくる保障などありません。 (3) 危機感を感じる
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3. 組合活動の必要性を感じる 2013年7月、市長から正式に現業職員の給与表見直し提案がありました。組合・現評で市長交渉を行い、私たちも初めて交渉に出席しました。その中で、当初の提案より引き下げ幅を圧縮し、最低限の減額で食い止めることができました。
そして、現業評議会があったからこそ、ないと言われていた自分たちの採用を勝ち取り、その後も、4人の現業職員の採用を勝ち取ることができました。
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4. 現業職場の新たな取り組み 今後、自分たちの職場を守っていくためには、職員一人一人が団結し、お互いに意見を出し合い、それらを提案や要望として形にしていくことで、職場の改善や市民サービスの向上に繋げていくことが必要です。
また、小学校へ出向いて、ごみ収集についての環境教育を行う出前講座を開始しました。
「ふれあい訪問収集」については、現業評議会が、組合や府本部を通して他府県の自治体へ視察を行う等で情報を集め、さまざまな検討や試行錯誤に加え、当局側との調整を行った結果、サービスの導入に至っています。
また、食物アレルギーを持つ園児に対しては除去給食、代替給食を提供する等の取り組みを行っています。
学校調理職場においては、八幡市独自の行事給食を行い、例として4年生には盛り付け等を工夫したパーティー給食、5年生には寄せ鍋・キムチ鍋・カレー鍋等の鍋給食、6年生には卒業祝いとして松花堂弁当とお品書きを添えた給食を提供しています。
こうした先輩たちが取り組んできたように、私たちも年代を飛び越え一丸となって、現場から市民の目線に立ち、市民と共に働くために、どのようにすればいいかを模索していきたいと思っています。 |
5. 最後に…… 私たちは採用されて3年目になりますが、わからないことが沢山あります。八幡市職労現業評議会として、これからも現業職場へ新規職員の採用を継続していきたいと思っています。
これから現業職場に対しては、ますます厳しい風が吹くと思います。 |