【自主レポート】 |
第35回佐賀自治研集会 第2分科会 地方税財政と公共サービス |
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1. はじめに 2012年度、三重県において財政不足を理由とした職員の独自給与削減が実施されることとなった。県職労としても、今回の給与削減に関しては、交渉の中で県の財政運営の責任を追及し、不足額の圧縮、今後は独自削減を行わないよう県として最大限の努力を行うことの確認、休暇制度等労働条件の改善等が行われたことから、苦渋の選択として受け入れると判断したものである。 |
2. 三重県財政の状況 (1) 財政力指数 (2) 他県との比較
(3) 三重県の現状と課題
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3. 三重県の予算編成方法について (1) 施策別財源配分(包括配分) (2) 成果の確認と検証 (3) 予算編成方法の課題について |
このような課題はあるものの、包括配分には一件査定等に比べて予算編成作業を省力化できるというメリットがあることから、このメリットを活かしつつ、かつ効果的、効率的に予算が配分できるよう配分制度の見直しを行う必要がある。 |
4. 予算編成方法の見直しについて 2013年度の予算編成に向けて、県職労から県当局に対して上記のような理由に基づく予算編成方法の見直しについて申し入れを行った。一方、県当局においても三重県行財政改革取り組みの中で予算編成に対する見直しが進められていたことから、2013年度予算調製方針においては包括配分制度が見直されることとなった。 (1) 新たな予算配分方法について 見直し内容①(包括配分の制度疲労、部局間の横断的な調整を実施するための見直し) 見直し内容②(成果の確認と検証作業を的確に予算に反映させるための見直し) |
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5. 今後の取り組み 新たに導入された予算編成方式によって、2013年度は100件以上の事業が削減される等、一定の選択と集中が行われ、予算が効果的・効率的に配分できたといえる。 |