【レポート】 |
第39回静岡自治研集会 第7分科会 まちおこし ~持続可能な地域づくりの取り組み~ |
自分のミッション、やりたいことがそこにありました。地域の人とのつながり、それを活かした旅行会社「旅のわツアー」の起業から見た、地域おこし協力隊の活動への取り組みと、支援の在り方についての一つの考え方、そして、そこから自分や自治体の「次に活かす」希望を報告します。 |
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1. 秋田県湯沢市
湯沢市(ゆざわし)は、人口4.3万人秋田県南部に位置する市であり2005年に湯沢市・雄勝町・稲川町・皆瀬村が合併し、新しい湯沢市が発足しました。「世界三大美女」の一人に数えられている小野小町の生誕の地として伝えられる秋田美人の里として知られています。 2. 湯沢市の地域おこし協力隊 湯沢市は、地域おこし協力隊を2013年4月から委嘱を開始。地域資源をコーディネートし、地域の方々とともに地域創生に向けて活動できる人材を募集しました。現在は、1人が小安峡温泉地域のとことん山キャンプ場などのアウトドアコンテンツを生かしたエリアデザインを行っています。 3. 旅のわツアーについて
(1) 旅のわツアーの立ち上げ 2019年4月より秋田県湯沢市の地域おこし協力隊として委嘱され、湯沢市地域おこし協力隊として活動しながら、2020年2月より地域限定旅行事業者として旅のわツアーを設立。3年の任期が終了した現在、旅や観光を通して地域経済活性化につながるプロジェクト、イベントやツアーの企画運営に取り組んでいます。 ② 旅のわツアーの立ち上げ 4. 地域おこし協力隊の活動について
(1) 湯沢市での地域おこし協力隊活動について ちょうどコロナの時期に重なってしまいましたが、だからこそ、人と人をつなぐ手段として旅行が欲された時期ではなかったでしょうか。また、旅行業界は大手が多く、国内外で多くの観光客を動かすツアーはなかなかできなかったと思いますが、旅のわツアーは、企画から実施までニーズを汲み取り柔軟に対応することによって、自分の色を出せるところが強みでした。 さらに、地元の人や事業者とのつながりが多く、その分いろんな人の個性が感じられるようなイベント等を企画したことで、そこからまた人のつながりが生まれているという好循環を創出することができたと感じています。 ③ 市の支援で助かったこと 湯沢市では、1年目からイベントなどを通じて自分と地域の人がつながりをつくってくれました。 また、委嘱とはいえ初めは行政の仕事も行いました。職場での仕事を通じ、行政の仕組みを知ることができ、自分の意見を出す場がありました。その中で、何かやる際は色々な仕組みを知るということが大事であることを知りました。
(2) 今後の地域おこし協力隊活動について
(3) 今後の自身の活動について 湯沢には、秋田県内の人でも知らない魅力があります。それを、イベントやツーリズムを通じて広く伝えていきたいと思っています。また、地域の方が地域外の方と交流することで新たな気づきもありますので、それをフィードバックして、次に活かすということを続けたいと思います。 |