【自主レポート】 |
第37回土佐自治研集会 第2分科会 まちの元気を語るかよ~町ん中と山ん中の活性化~ |
人口減少が深刻化している今、村内に存在する空き家の有効活用を通して、定住促進による地域の活性化を図ろうとしている猿払村の現況と空き家対策について紹介します。 |
|
1. 猿払村における人口減少を取り巻く状況 (1) 総人口は現在も緩やかに減少
(2) 単独世帯の増加 2. 空き家活用事業(空き家バンク制度) 猿払村では、空き家の有効活用や定住促進及び地域の活性化を図ることを目的に「猿払村空き家バンク制度」を2016年度より行っています(累計登録数2件)。 また、持ち主不在(不明3件)により廃屋(37件)となっている物件も数多く存在しています。理由としては離農や高齢独居世帯によるものと考えられます。周辺に住む子どもたちや住民への影響(物件の損壊)を考え、危険な物件の解体を進めていけるような制度を構築する必要があると考えています。 3. まとめ 猿払村では、このほか様々な取り組みを行っており、これらの施策の循環により、住環境の整備から転入の促進、雇用の創出、結婚・出産・子育て支援を進め、誰もが住みやすい環境づくりを進めています。村内には10の地域がありますが、同じ機能を持ち合わせることは不可能です。また、現状の機能を維持していくことも費用負担を考えると持続していくことは困難です。これらの課題を地域住民とコミュニケーションを図り、生活水準を落とすことなくサービスを持続していけるよう、職員組合としても取り組んでいかなければなりません。 |