【自主レポート】 |
第37回土佐自治研集会 第2分科会 まちの元気を語るかよ~町ん中と山ん中の活性化~ |
離島というハンデを背負いながらも、島の特色を生かした、行政と住民の協働による地域活性化の取り組みについて紹介します。 |
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1. はじめに 隠岐の島町は、島根半島の北東約80kmの日本海上にある隠岐諸島最大の島「島後」に位置し、総面積は242平方キロメートル、人口約15,000人の町です。隠岐島は、特徴ある自然、文化、歴史が数多く残されており、『ユネスコ世界ジオパーク』に認定されています。また、日韓をめぐる領有問題となっている竹島が属する町でも知られています。 2. 「隠岐の島ウルトラマラソン」の魅力について (1) 最大の魅力は、島民挙げての「おもてなし」 |
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「遠くからこの島にきて走ってもらうのに、失礼があってはいけない」、「自分たちにできることを自分たちでやろう」と、地域が動き出す。漁村地区においては大漁旗を掲げ、沿道を華やかにし、芸達者なおじちゃんおばちゃんたちは仮装してランナーの応援に華を添えています。 |
(2) 地域を活性化させたのは「島外から訪れたランナー」 3. 「隠岐の島ウルトラマラソン」がもたらしたその他の効果 このウルトラマラソンがきっかけとなり新たな展開も生まれています。世界陸上マラソン日本代表で最強の市民ランナーとして活躍している川内優輝選手は、隠岐の島町に縁があることから、第6回大会からこの大会に参加しています。招待選手として大会に参加している川内選手は、大会前日には、地元ランニンググループが主催する子どもたちとのミニマラソン大会にも参加しています。川内選手の参加は、大会を盛り上げてくれているだけでなく、隠岐の島のPRにも大きく貢献しています。 |
◎大会エントリー者数の推移
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