1. 突然の出来事
2016年4月16日午前1時30分頃……
一昨日の熊本で起きた地震もあって、「地震は怖いよなぁ……」と思っていた矢先の出来事でした。発生直後から、職員はすぐに最寄りの庁舎に集まり緊急対策に追われ、混乱と不安に襲われる中、ただひたすらに現場の対応に没頭する他ありませんでした。
職員の中には数日間も家に帰れない状態が続いた者もおり、非常事態とはいえ、労務管理・健康管理の重要性を改めて確認し、労使間での対応を図る事で事態の解決に向かう事が出来ました。
今日においても、被災程度認定や復旧に係る事業はつづいており、先の見えない状況がつづいています。また未だに余震等が起こる状況で、これまでの検証と今後の対策が早急に求められ、対応する職員の負担は未だ解消されていません。
2. 一息つく間もなく
震災の初期対応が終わろうとした頃、もともと予定されていた。本庁舎への移行準備が行われました。
由布市はこれまで分庁舎方式を採用してきました。
昨年(2015年7月まで)
挾間庁舎 :議会・産業建設部・地域振興 ※ 75人
庄内庁舎 :総務部・地域振興 ※ 114人
湯布院庁舎:福祉部・商工環境・教育委員会・地域振興 ※ 107人
(現在)
本庁舎(庄内)庁舎 :全ての所管課・地域振興 ※ 214人
挾間庁舎 :地域振興 ※ 33人
湯布院庁舎:地域振興 ※ 33人
本庁舎移行については、合併後から様々な議論を経てようやく着陸となったところですが、10年の月日で築きあげてきた体制を一気に変える事は難しく、幾度となく見直しを行ってきた組織体制ですが、今後も実情に合わせた見直しが行われる事が予想され、以下で示す業務量の増加とあわせて注視していく必要があります。
(参考資料)
「アンケート(抜粋)」~由布市職労実施~
3. 見えない何かに……
上記のように混乱と困惑の1年となった昨年を経過し、今年そしてこれからは!! と思った矢先に……
ここ数年「まち・ひと・仕事総合戦略」「地方創生」といった、人口減少社会に対応するプロジェクト等の推進や、「ふるさと納税」「地域おこし」といった都市との交流等が全国的な課題となっています。由布市も同様に取り組みを行っていますが、上述した内容もあり市政運営・財政推移には注目する必要が出てきているように感じています。
4. まとめ
今後も由布市職労自治研部として、各種調査を通じ県本部に結集する県内単組と協調して、市政運営が「理想の住民福祉」へ繋がるような活動をめざしていきたいと思います。
由布市職労で作成した「財政分析シート」
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