2025/04/01
新入職員のみなさん、入職おめでとうございます。
これから先、たくさんの新しい経験が君を待っているでしょう。仕事や人間関係のこと、お金のこと、自分や家族の健康のこと。
1人では解決できないことも多いはず。そのときは、迷わず労働組合を頼りにしてください。
そして、仕事で失敗したらどうしようと、不安も感じているのではないでしょうか?
最初はみんな初心者です。
頼もしく見える先輩たちも、失敗を重ね、成功と成長の糧にしてきました。
今回は、先輩たちに「失敗から学んだ経験」を聞き、「これは新入職員のみなさんに伝えておきたい」と思うエピソードを四コマまんが化しました。
(*シンサイくんマンガ作画:ヨッシー・イリエさん)
キャリアデザインを応援する会社、株式会社BeOneが監修にあたりました!

国家資格キャリアコンサルタント
元 松江市職員ユニオン書記長
丹羽野 真也(にわの・しんや) さん
☞コラム:失敗は成功のもと~どうせ向き合うなら、良い経験にでは、失敗してしまった後の「その出来事の捉え方」について解説。あわせて読むことで、学びが深まります。
「あるある」事例 ①:知らぬうちに周りに迷惑!?実は少ないプリンター
【教訓】
最初のうちは、わからなくて当たり前。なんでも先輩に聞きましょう。うるさいくらいに聞いて勉強すればOKです。
【アドバイス】
人数に対して意外と少ないプリンター。そして意外と時間がかかります。FAXも一瞬で送れると思いきや、けっこう時間がかかります。特にカラー印刷は長蛇の列ができがち。分けて印刷したり、割り込み印刷機能などを駆使しながら、みんなで気持ちのいい使い方を心がけましょう。
「あるある」事例 ②:残業疲れが思わぬ事故に
【教訓】
疲れた時は無理せず休むことも大事。苦しいときは労働組合に相談を。もしものための備え『じちろう共済』が力を発揮します。
【アドバイス】
残業が続くと疲れは知らぬうちに蓄積されます。あわや大事故に、なんてことになりかねません。しっかり休むようにしましょう。休むこともできない、サービス残業になっている、なんてことがあったら、労働組合に相談することが大事です。
公務員は交通事故でも禁錮以上の刑に処せられると失職することもあります。公共サービスで働く人に特化した保障と補償が充実しているじちろう共済が安心安全なライフ・ワークキャリアをご提供します。
「あるある」事例 ③:え!?今日はお休みじゃ・・・
【教訓】
寝落ちする寝方はできるだけやめたほうがいいですね。曜日感覚はとても大事。出勤日なのに連絡が取れないと誰かが家まで来るかもしれません。
【アドバイス】
日曜日の夕方、一昔前は「サザエさん症候群」などと呼ばれ、嫌でも仕事のことを思い出していました。しかしテレビ離れも進む中、意識しなければ曜日感覚がなくなってしまうのも現実。休日と仕事日、しっかりとメリハリつけて過ごしましょう。
そして、携帯の充電はかなり大事。大規模な災害が発生したら、すぐに出動しなければならないのも公務員の使命。備え(充電)あれば憂いなしです。
「あるある」事例 ④:役所にはとても多くの問い合わせが来ます
【教訓】
メモは所定の位置に置くなどでミス予防を。ミスしても隠さずに正直に言えば、なんとかなります。次の一手が打てます。
【アドバイス】
役所には多くの問い合わせがあります。折り返し連絡のためのメモをなくしたり、次々と電話がかかってきてメモを忘れたりなんてことも。電話横に電話受付メモを準備しておくと、落ち着いて対応できます。そのメモを担当の方の机に置くときは、他の書類と紛れないように工夫しましょう。
ミスした場合はすぐに伝えることが大事。ミスを隠してしまうと、のちのち大きな問題に発展しかねません。百戦錬磨の上司や先輩方はミスの対処の仕方も知っていますから、しっかり報告しましょう。
(機関紙じちろう2025年4月15日号より転載)