2016/06/10
(機関紙じちろう2167号より転載)
自治労による熊本支援行動は、今現在第4Gが支援行動を行なっている。熊本も徐々にではあるが、復旧・復興が進み始めている。自治労支援行動は6月に入り、折り返しにきたところだが、引き続き、熊本の復旧・復興に尽力していく。音楽という癒しの支援を
5月23日、熊本市の画図小学校・五福小学校の2ヶ所で、大阪市音楽団「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ」が熊本支援を目的とした無償コンサートを開催。大阪・橋下市長時代に直営廃止された音楽団は、大阪市音楽団労組として2015年12月に新規加盟したばかり。今回のコンサートは、労組が自主企画したもの。当日は、小学校の児童や住民ら約1000人以上が参加し、プロのオーケストラによる生演奏を楽しんだ。 児童むけに、アニメのテーマソングを中心とした選曲で、演奏に合わせた合唱が自然と巻き起こるほどの盛り上がりを見せた。また、大阪ならではのコントを挟んだ演奏に児童だけではなく、大人も楽しめる機会となった。 演奏終了後、学校を代表してあいさつに立った児童から、「初めての生演奏はとても楽しかった。今日はありがとうございました」とお礼の言葉が音楽団に送られた。熊本の子どもたちは、地震による影響や余震への恐怖から、精神的なストレスを感じている子も少なくない。その中で、このように音楽による癒しを提供することも大切で重要な支援の1つ。今後、物的・人的な支援のほか、さまざまな形での支援が被災地に届くことで、熊本の復旧・復興は加速度的に進んでいくはずだ。
(写真)会場の様子
(写真)音楽団労組の髙畑委員長(左)と画図小の校長先生(右)