2020/03/27
新入職員のみんな、入職おめでとうございます! いろんなことにチャレンジできる新生活への期待と職場でうまくやっていけるかどうかの不安が入り混じっていませんか? でも大丈夫っ! 職場の先輩方に支えられて、みんな成長してきました。 わからないことにぶつかったり、困ったことがあったら誰かに相談することが大切です。 隣の席の先輩や身近な労働組合「自治労」を頼りにしながら、新生活を楽しんでいきましょう!
とある市役所で後輩が先輩にかけた一言・・・
「先輩、なんで労働組合(組合)に入っているんですか」
先輩は少し悩みます。
もしも労働組合(組合)がなかったら?
熱心に語る先輩に、「でも」と疑問がわきます。
自治労(じちろう)ってなんだろう?
全国の地方自治体や公共サービス関連職場で働く仲間が集まり、約79万人が加入する産業別の労働組合です。公共サービス部門で働く人が集まる組織としては日本最大規模。
正式名称は全日本自治団体労働組合、略称は「自治労」(じちろう)と言います。全国にいる79万人の仲間と一緒に。自治労があなたのためにできること
①「自治労」があなたの仕事を応援します!
~働く人の「誇り」、「安心」を大切に
●処遇・職場環境の改善 (働く人の声を聞いて交渉・実現)●ハラスメントは許さない(人間らしく働ける環境づくり)
●ワークルールの徹底 (サービス残業の解消へ(適正な人事評価制度を構築))
●ネットワークを築く (同職種や同じ課題を抱える人同士の仲間づくりをサポート)
②「じちろう共済」があなたの暮らしを応援します!
~いきいき働くには暮らしの安心も大事
●病気やケガ、事故等、生活を脅かすリスクに対応●結婚や出産、子育てや住居取得等をサポート
●公務員賠償保険責任制度で仕事中の訴訟のリスクに対応
●万が一の自動車事故にも迅速に対応します
ほかにも、さまざまな活動を行っています。
その1 あなたのアイデアが地域を変える ~「自治研」活動
「自治研」とは?
60年以上も続く、「労働組合が主体的に、地方行政や自治体政策、公共サービスや自らの仕事のあり方について研究し、実践する」活動です。地方自治研究を略して「自治研(じちけん)」と言います。現在多くの自治体で実施している「ごみの分別収集」、「急病人の休日・夜間診療」は、自治労の「自治研」活動から実現した制度です。
→「自治研」について詳しくはこちらをクリック(自治研のホームページにとびます)
全国集会を開き、各地の活動を紹介・共有
現在は、隔年で2000人規模の全国集会を開催し続けており、2018年10月5~7日には、「土佐自治研」(第37回地方自治研究全国集会)を高知県高知市で開きました。集会では、ジャーナリスト、メディア・アクティビストの津田大介さんが「AIとこれからの公共サービスのあり方」について特別記念講演を行いました(写真下)。当日の講演の要旨はこちらをクリック
その2 ともに働く仲間、社会全体の課題解決にむけて
不合理な格差を是正
日本では非正規職員として働く雇用労働者が約4割にも達しています。公務職場でも職員の非正規化が進み、全国の自治体で恒常的に働く臨時・非常勤等職員は約64万人に上ります。多くは年収200万円以下の「官製ワーキングプア」ともいわれます。臨時・非常勤等職員は従来の補助的・臨時的業務にとどまらず、正規職員の代替として同様の業務を行っており、公共サービスの提供に欠かせない重要な担い手です。公共サービスをともに提供する仲間として、処遇の改善と雇用の安定にむけ、国の関係機関に働きかけたり、社会にアピールしています。
安心して暮らせる地域
人口減少社会の日本。2025年には現役世代の急減へと局面が変化することが予想されています。
公共サービスの提供を担う私たちは、安心して暮らせる地域をつくるため、現場で働く者の声を集め、子育てや医療、介護、公共交通などがよりよいものとなるように政策提言などを行っています。
その3 助け合い、支え合い ~被災地へのボランティア支援
災害時の被災者支援などの活動にも積極的に参加しています。
2011年3月11日に発生した「東日本大震災」。地域住民の命と生活を守るという公共サービス労働者としての自覚のもと、総勢2836人、延べ2万人の自治労組合員が被災地に入り、4月から7月までの3ヵ月間、支援行動を展開しました。
岩手県グリーンピア三陸みやこで救援物資の仕分けにあたるボランティア
福島県会津若松市で事務補助を行うボランティア
2016年4月14、16日に発生した「熊本地震」による被災地での支援活動では、約2ヵ月間、延べ3057人が罹災証明書の発行補助、避難所運営などさまざまな業務支援を行いました。
避難所で避難者に食事を配布
その4 世界にも目をむけて ~身近にできる国際連帯活動
Q カンボジアの小学生が卒業するまで学校に残る割合はどれくらいだと思いますか?
自治労は組合員によるカンパ、書き損じハガキの回収や古本募金による身近な活動をはじめ、スタディツアーなどを通じて、自治労が立ち上げた国際NGO エファジャパンとともに、アジアの子どもたちへの教育支援を行っています。
支援先の一つであるカンボジアの寺子屋を訪れた組合員と先生・子どもたち
寺子屋教室で真剣に勉強する子どもたち。「勉強って楽しい!」
国際NGOエファジャパンのHPはこちらをクリック
※上記の質問の答えは、エファジャパンの活動紹介(動画)よりぜひご覧ください。エファジャパンの活動紹介の動画へ → こちらをクリック