2024/08/29
8月29日、自治労第98回定期大会が、千葉県の千葉ポートアリーナで開会した。台風10号が迫るなか、急遽オンラインと対面の併用開催に切り替え、全国から会場・オンラインあわせて、およそ1,300人が参加している。大会は2日間、運動の総括や2024確定闘争をはじめとする当面の闘争方針などについて、熱い討論が行われる。
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【石上千博自治労中央執行委員長 あいさつ】
台風10号が日本列島を縦断する中、お集まりいただき感謝申し上げます。被害を受けた方々にお見舞いを申し上げるとともに、災害対応に尽力する組合員の皆さんに敬意を表します。第98回定期大会の開会にあたり、皆さんにお礼申し上げます。特に、千葉県本部や千葉市職をはじめ、運営にご協力いただいた皆さん、急遽開催形式の変更に対応してくださった方々に感謝いたします。
昨今、自然災害が頻発する中、現場で奮闘している組合員の皆さんに敬意と感謝を申し上げます。能登半島地震から8か月が経過しましたが、被災地では復旧が遅れており、厳しい勤務環境が続いています。特に人員不足は深刻で、これは全国的な課題です。現場の実態に基づき、人員増を求める取り組みを強化し、引き続き総務省などへの働きかけを行っていきます。
次に、人事院勧告と確定闘争についてです。今年の勧告では月例給と一時金が引き上げられましたが、政治情勢は不透明であり、秋の自治体確定闘争が重要です。会計年度任用職員の賃金改善も含め、地方の自主的な賃金決定に向けた取り組みが求められます。
さらに、運動の活性化と組織強化についてです。公共サービスを支える労働者が安心して働ける環境を整えるため、賃金・労働条件の改善は重要です。しかし、組合員の減少が続いており、組織率の向上と組織強化が急務です。すべての仲間を組合に結集させ、運動の底上げを図る必要があります。
政治情勢については、岸田首相が自民党総裁選への不出馬を表明しましたが、「政治とカネ」をめぐる問題で自民党には政権を担う資格がないことは明らかです。また、解散総選挙がいつあってもおかしくない状況にあります。政権交代をめざし、連合方針でも示されたように、自民党に代わる政治勢力の結集にむけた核となること、働く者のための政策実現のため連携していくことを、立憲民主党や国民民主党の両党には強く求めておきたいと思います。
最後に、来年の参議院選挙に向けた取り組みについてです。『岸まきこ』参議院議員を再び国政の場に送り出すため、本日ご参加されている一人一人が、「岸まきこ」の名前、そして「岸まきこ」の想いを広げていただくことをお願いするとともに、改めて、本部としても、その先頭に立ち、全力で取り組む決意を申し上げておきたいと思います。
以上、自治労運動の強化に向け、全力で取り組むことをお誓い申し上げます。2日間、よろしくお願いいたします。