2024/12/12
はたの組織内議員に学校現場の課題を共有
学校給食調理員や用務員は、子どもが安全で楽しく学べる学校生活を送る上で、重要な役割を果たしている。美味しい給食の提供や安全な施設の維持管理をはじめ、現業職員が担っている業務は多岐にわたる。さらに、近年の学校施設は防災拠点の役割も加わり、施設の機能強化も求められる。
自治労現業評議会は、学校現場の課題について、はたのつばさ組織内議員(文部科学委員会)に現場実態を伝え、職場課題の解決にむけた予算措置などを求めた(トップ写真参照)。
学校給食現場では、物価高騰に対する給食費の補助や子どもの貧困問題の観点から給食費の無償化にむけた予算措置をお願いした。さらに給食調理場では高温・多湿となるため、食品の品質管理や調理員の労働安全を踏まえ、空調設備の設置に伴う予算の拡充、さらに調理員の配置基準の見直しを要請した。
用務員現場では、学校教育法では配置の必須が明記されていないが、用務員の重要性と配置に必要な予算確保を求めた。さらに安易な民間委託が拡大しているため、業務の性質上、偽装請負になりやすいことや安全な学校施設にむけた維持・管理を踏まえ、民間委託に問題があることなどを訴えた。