「医師の時間外労働規制とその対応について」をテーマにレベルアップ講座を開催

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「医師の時間外労働規制とその対応について」をテーマにレベルアップ講座を開催

2023/09/28

自治労本部・衛生医療評議会は9月21日、2024年度第1回レベルアップ講座をオンラインで開催し、医療職場の組合員約120人が参加しました。
講座は、自治労本部・前総合労働局長の森本正宏さんを講師に迎え「医師の時間外労働規制とその対応について」をテーマとして学習を深めました。
働き方改革によって、時間外労働の罰則つき上限が設けられたのは2019年4月以降ですが、医師を含む一部の業種・職種については適用対象外となっていました。2024年4月からは、対象外であった業種の上限規制の導入が開始となり、医師の時間外労働の上限は原則として年間960時間となります。ただし、一律に上限規制を適用すると医療提供に支障が出る可能性があることから、地域医療確保のためや研修医の研修等、目的・理由によっては上限を1,860時間としています。
森本さんは「勤務医の勤務環境改善は喫緊の課題。業務量の増加には人員の確保を、業務の質向上には処遇改善を前提に、労使での共通理解を。また医師だけでなく、すべての医療機関職員の勤務環境の改善が必要」と述べました。
参加者からは、労働時間規制とタスク・シフト/シェアや兼業・派遣の医師の労働時間の把握について、など質問がありました。
講座の最後に、衛生医療評議会・平山事務局長は「労働時間の限度把握ができていない職場もある。労働組合として労働時間のチェックを行い、何が・どこまでが『労働時間』であるかを明らかにすることが重要」と述べました。

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