2024/01/30
公営企業職場の次代を担う役員の育成を目的として、1月20~21日「さきがけ公企塾(西日本)」が広島市で開催された。塾には、19県本部から組合役員歴1~3年の30人が参加した。労働組合の役割や公営企業労働者の権利、労働安全衛生などを講演から学び、全国の仲間との交流を通して公企評の活性化を図った。
1日目のグループワークは、労働組合に求められることや人員確保、新規採用者の組織化などをテーマに議論。労働組合は当局に現場課題を伝える重要な存在であること、部署を超えた組合員の繋がりがより良い職場環境を作ること、組合活動や成果を伝える発信力を高める必要があることなどを共有した。
2日目は、広島県本部の小迫敏宏副委員長が、広島県水道企業団設立における課題の報告を行い、市町水道事業統合をめぐる自治労のたたかいを臨場感たっぷりに伝えた。
続いて、塾生が労働組合執行部となり模擬団体交渉を実施。①団体交渉参加者②管理運営事項の説明③当局責任の追及④労働協約の4つの争点の解説から団体交渉のポイントを学んだ。
最後に岩本匡修塾長(議長)が、さきがけ公企塾一号生の今後の活躍を願い団結ガンバローで閉講した。
機関紙じちろう2024年2月1日号より転載