2024/07/08
6月18日、国会議員有志による公営競技政策議員懇談会総会が、参議院議員会館で開かれた。
この懇談会は、競輪・競馬・競艇・オートレースの公営競技に関する政策を考えることを目的に有志の国会議員が集まり、定期的に総会等を開催している。総会には岸まきこ参議院議員(自治労組織内)をはじめとする立憲民主党、国民民主党、社民党、無所属の会、沖縄の風から 50 人(衆議員 29 人、参議員 21 人)が参加した。
役員改選では鬼木まこと参議院議員(自治労組織内)が事務局長に新任された。自治労公営競技評は常任幹事が出席し、現場からの報告を行った。
公営競技場の課題を国会議員に訴える
総会では勉強会が行われ、北海学園大学の古林英一教授が「地域における公営競技場の可能性と未来」を演題に講演。
その後、自治労公営競技評からは現場報告として、西澤常任幹事(長崎・大村競艇場労組)が災害時にペットを同伴しての避難所としての役割を担った大村競艇場の事例などを報告した。続けて、山崎副議長(千葉・松戸競輪労組)がインターネットを通じて車券・馬券を販売する民間ポータルサイトの課題について報告。
また、全国競馬産業労働組合連合会より、地方競馬場における社会保険制度の導入状況について報告があった。それぞれの現場からの報告に対する質疑応答があり、大串博志会長(立憲民主党・佐賀県第2区選出衆議院議員)からは「地域資源として公営競技場を活用することで、従事員の雇用を守るとともに、処遇改善を進めていかなければならない」と発言があり、1年8ヵ月ぶりの議員懇は、公営競技の課題を共有し、成功裏に終了した。