2025/02/14
自治労現業評議会・学校給食部会は2月9~10日にかけて部会幹事会を開催。
初日の9日には、次年度の政府予算要請項目の内容や部会方針などについて協議した。また10日には、岸まきこ組織内議員と意見交換を行い、ノロウィルスへの感染や災害時における対応、また学校給食の無償化について議論を交わした。
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岸議員との意見交換では、学校給食の無償化にむけた議論が加速する中、調理員からは、給食の質が下がることがないよう、要請を実施。学校給食の食材費は自治体によってさまざまで、かつ、各自治体によって格差があるものであり、さらに物価高の影響により地域によっては、食材の切る厚さを3ミリから2ミリに変更していることなどを伝え、子どもを中心とした『安全で美味しい学校給食』が損なわれないよう訴えた。
調理現場では慢性的な人員不足が継続的な課題となっている中、ノロウィルス感染症では、自治体によって勤務形態や検査費の対応が異なっていること、災害時には学校給食調理員の特性を活かした対応が重要であることなど、現場の課題をはじめ、学校給食調理員の必要性・重要性を伝えるなど、多くの現場実態や課題について意見交換が行われた。