2025/03/13
吉村 秀則(よしむら・ひでのり) 現業局長
(大阪市従出身、2021年より自治労本部現業局長)
4月19日(土)~20日(日)に東京・八王子市「東京たま未来メッセ」で開催される「第5回現業政策集会」。吉村秀則現業局長に、集会の見どころ・聴きどころを聞いてみた。
(取材日:2月18日)
安易な民間委託に懸念 今こそ公共の役割を見直すとき
全国にいる現業職員の仲間が一堂に会し、職場・職種ごとの課題を共有し、この先の現場のあり方を考え、意見を出し合って議論する集会です。質の高い公共サービス提供のために何ができるか、一緒に考えましょう。
初日の全体会のキーワードは「再公営化」です。多くの自治体で安易な民間委託が進められた結果、公共サービスの質が低下し、委託したことでサービスの質に民間事業者の意向が強く反映されている実態があります。全体会講師の三野靖先生(元香川大学法学部教授)の講演を通して、今一度、住民が必要としている公共サービスの役割を見つめ直し現業職場の必要性について考えるきっかけとしてほしいと思います。
2日目は、《清掃・学校給食・学校用務員・県職現業・一般現業》の5分科会に分かれ、職種ごとのタイムリーな課題を軸に、グループワーク・パネルディスカッションなどを行います。同じ班の人に「現場あるある」を打ち明けて悩みを共有したり、他県の好事例をインプットする時間としてください。
参加した組合員一人ひとりが 前を向いて帰れるような集会に
初日の午前中にはサイドイベントとして「現業フェア」を開催します。スケルトン収集車の展示と疑似収集体験、波佐見焼の絵付け体験、保育所で提供している揚げドーナツの提供など、地域の子どもたちに楽しんでもらえる企画を用意しています。また、八王子市の物産販売もありますので、ぜひお立ち寄りください。
参加した組合員一人ひとりが有意義なアイディアを発見し、前向きな気持ちになって職場に戻れるような集会となるよう鋭意準備しております。ぜひ会場でお会いしましょう!

(機関紙じちろう2025年3月15日号より転載)