2023/08/15
人権課題や平和の尊さ学ぶ
自治労現業評議会は、8月11日から12日にかけて広島県内で第3回担い手育成講座を開催した 。担い手育成連続講座は、福島県、東京都で開催し、今回が最後の第3回の講座となる。第3回では 人権課題や労働安全衛生の確立にむけた取り組み、会計年度任用職員の取り巻く状況について学び、 また平和学習と して、被爆を語り継ぐ会の畑口さんを講師に招き、当時の状況や平和の尊さを学ぶとともに広島県本部による平和公園内のフィールドワークについて実施した。
1日目は人権課題として、なぜ人権に取り組むのかについて学び、特に自治労の運動方針の項目について、具体的な実践を提起した。労働安全衛生の課題については、現場での発生事例をあげるとともに、労災の状況として清掃員、調理員の割合が高いことから、当局責任のもと、現場から安全衛生委員会の開催など、法令遵守していくことが重要と述べた。
会計年度任用職員の取り巻く状況では、会計年度任用職員制度の導入経緯や処遇について学習し、現業評議会としての処遇改善や組織化にむけた取り組みを提起し、必要性を訴えた。講座後には「会計年度任用職員の組織化にむけ」をテーマにグループワークを実施。グループワークでは、参加者の現場実態を話し合い、講座を踏まえ、どのような取り組みが現場から実践できるかについて議論を行い、発表を行った。
グループワークでは、現場実態を共有し、課題解決にむけ議論
現地で学習し、平和な未来にむけた運動を
2日目は、平和学習として「被ばくを語り継ぐ会」の畑口さんを講師に招き、「戦争をさせない国をめざして」と題した講座を実施した。
畑口さんは、第2次世界大戦が起こった世界背景を説明し、母親から聞いた当時の状況について詳しく述べた。また、畑口さんは胎内被爆者であることを嫌に思い、昔は周りに伝えることができない感情を述べつつ、平和記念資料館の館長を務めていく中で心境が変化し、平和の尊さを伝えるため、国内外に被爆の実相を伝える活動を行っていると参加者に伝えた。
参加者は、広島県本部現業公企評議会、青年部の協力のもと、ピースウォークとして平和公園内のフィールドワークを実施した。