2024/07/21
『コミュニケーションのヒント』と題して講演を行った鴻上尚史さん
自治労現業評議会は7月20~21日にかけて、大阪市で「第9回現業組織集会」を開催。全国から737人が参加した。
集会初日の全体会では、作家・演出家の鴻上尚史さんを招いて『コミュニケーションのヒント』と題して講演が行われた。鴻上さんは講演内で、コミュニケーションが得意というのは、「誰とでも仲良くできること」ではなく、「物事が揉めたときに何とかできる能力があること」と話し、sympathy(シンパシー)とempathy(エンパシー)の言葉の違いを紹介。
sympathyは「思いやり、同情心」という意味合いがある言葉なのに対し、empathyは、「共感力」と訳されることが多く、コミュニケーションを円滑に運ぶには、「相手の立場に立てる能力」が大切と呼びかけ、組合活動にも活かせるヒントを多く盛り込んだ、ウィットに富んだ講演だった。
また、仲間の取り組み共有として、兵庫県本部・宝塚市職労(特別執行委員)の久保河内実穂さんから、「宝塚市会計年度任用職員評議会『レインボー』の取り組み」の報告、富山県本部・高岡市職労(県本部現業評特別幹事)の柴田勝彦さんから、「能登半島地震を経験して」の報告が行われた。
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集会2日目は、4つの分科会に分かれ、講演、グループワーク、トークセッションなどを行い、全国の仲間と課題を共有し、議論を深めた。
※分科会の各講演については、後日録画配信を行う予定。
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