2024/07/31
自治労現業評議会は7月20~21日にかけて、現業労働者の組織強化を目的に、大阪市内で「第9回現業組織集会」を開催。全国から737人が参加した。
集会初日の全体会では、作家・演出家の鴻上尚史さんを招いて『コミュニケーションのヒント』と題して、90分にわたる白熱した講演が行われた。鴻上さんは講演内で、コミュニケーションが得意というのは、「誰とでも仲良くできること」ではなく、「物事が揉めたときに何とかできる能力があること」と話し、sympathy(シンパシー)とempathy(エンパシー)の言葉の違いを紹介。
sympathyは「思いやり、同情心」という意味合いがある言葉なのに対し、empathyは、「共感力」と訳されることが多く、コミュニケーションを円滑に運ぶには、「相手の立場に立てる能力」が大切、と呼びかけた。
また、仲間の取り組み共有として、兵庫県本部・宝塚市職労(特別執行委員)の久保河内実穂さんから「宝塚市会計年度任用職員評議会『レインボー』の取り組み」報告、富山県本部・高岡市職労(県本部現業評特別幹事)の柴田勝彦さんから「能登半島地震を経験して」の報告が行われた。
集会2日目は、4つの分科会に分かれ、講演、グループワーク、トークセッションなどを行い、会計年度任用職員の組織化やこれからの現業運動などについて課題を深堀りした。
※分科会の各講演については、後日録画配信を行う予定。