夏の大阪に現業組合員が結集◆現場に活かせるヒント持ち帰る《第9回現業組織集会》

ホーム > ニュース > 評議会運動 > 現業評議会 >

夏の大阪に現業組合員が結集◆現場に活かせるヒント持ち帰る《第9回現業組織集会》

2024/07/31

自治労現業評議会は7月20~21日にかけて、現業労働者の組織強化を目的に、大阪市内で「第9回現業組織集会」を開催。全国から737人が参加した。

 集会初日の全体会では、作家・演出家の鴻上尚史さんを招いて『コミュニケーションのヒント』と題して、90分にわたる白熱した講演が行われた。鴻上さんは講演内で、コミュニケーションが得意というのは、「誰とでも仲良くできること」ではなく、「物事が揉めたときに何とかできる能力があること」と話し、sympathy(シンパシー)とempathy(エンパシー)の言葉の違いを紹介。

 sympathyは「思いやり、同情心」という意味合いがある言葉なのに対し、empathyは、「共感力」と訳されることが多く、コミュニケーションを円滑に運ぶには、「相手の立場に立てる能力」が大切、と呼びかけた。

 また、仲間の取り組み共有として、兵庫県本部・宝塚市職労(特別執行委員)の久保河内実穂さんから「宝塚市会計年度任用職員評議会『レインボー』の取り組み」報告、富山県本部・高岡市職労(県本部現業評特別幹事)の柴田勝彦さんから「能登半島地震を経験して」の報告が行われた。

宝塚市職労・久保河内実穂さん
高岡市職労・柴田勝彦さん

 集会2日目は、4つの分科会に分かれ、講演、グループワーク、トークセッションなどを行い、会計年度任用職員の組織化やこれからの現業運動などについて課題を深堀りした。

※分科会の各講演については、後日録画配信を行う予定。

第1分科会で「会計年度任用職員の組織化の取り組みについて」単組報告をする銚子市役所職労・田向貴史さん

第2分科会では、ワールドカフェ形式でグループワークを行った

第3分科会では、「雇用と年金の『綱渡り』を『確実な接続』に変えよう」と題して大阪府本部副執行委員長・大西将之さんが講演

第4分科会では「なぜ労働組合に政治活動が必要なのか?」をテーマにトークセッションを実施

全体会・分科会ともに多くの現業組合員が参加。交流を通して現場課題への理解を深め、解決策を探った

初日の全体会会場となった、大阪市中央公会堂

関連記事

  • 立憲民主党 参議院議員 岸まきこ
  • 参議院議員 えさきたかし
  • 自治労共済生協
  • 株式会社 自治労サービス
  • ろうきん

ページトップへ