2023/10/12
This is 現場力
DX化が進んでも、公共サービスとそれを担う「人」にしかできない仕事がある。そのひとつが現業だ。地域住民に現業職員の必要性を理解してもらうことが、人員確保に繋がる。わかっていても、自分をアピールすることは難しい。住民の感謝の声につい満足してしまう、それが愚直で健気な現業職員である。
自治労は、現業の仕事とその思いを知ってもらうため、学校給食調理員と学校用務員に密着したドキュメンタリー動画「ありったけの現場力」を制作し、YouTubeに公開した。現業が子どもの未来に不可欠な存在であることが伝わるはずだ。
【給食調理員ドキュメンタリー】ありったけの現場力 〜100点満点の給食調理員〜
【学校用務員ドキュメンタリー】ありったけの現場力 〜笑顔をつなぐ、なんでも屋〜
~100点満点の給食調理員~のワンシーンをポストカードにし、PSI世界大会の会場で掲示・配布。
「当たり前」が尊い
動画の出演者も「私の仕事を撮っても、当たり前すぎて面白くないと思う」と言う。当人たちが言う「当たり前」の仕事は、当たり前ではない。酷暑の中でも、豪雪の中でも、ごみ収集、施設のメンテナンス、道路維持などを欠かさず行う。空調の無い(あっても暑い)給食調理室で、安全な給食を時間通りに作る。その当たり前が尊い。
~笑顔をつなぐ、なんでも屋(学校用務員)~のワンシーン
統一闘争に結集を
自治労は、「笑顔を創り出す未来へ」をスローガンに、10月20日をヤマ場として2023現業・公企統一闘争を展開。日々現場で奮闘する組合員を先頭に、人員確保や政策実現にむけ、交渉や住民アピールなどを行う。すべての単組の活性化にむけ全力で闘争に取り組もう。
機関紙じちろう2023年10月15日号より転載