2022/11/17
自治労本部女性部は、10月29~30日に、東京・自治労会館でウェブ併用で女性労働学校(前期)を開催し、30県本部97人(うちウェブ参加68人、男性5人)が参加した。この女性労働学校(前期)では、組合活動における、基礎的なことを学習する。
毛利女性部長のあいさつ・提起の後、元自治労本部女性部長の松澤佳子さんから「女性解放運動の歴史と課題~『山川菊栄』からまなぶ~」の講演と、石川県本部七尾市職労女性部長の藤田陽子さん(トップ画像)から「石川県本部七尾市職労女性部再結成について」の取組報告を受けた後、分散会討論を行った。
1日目に引き続き、2日目の午前中は分散会討論を行い、午後からは佐賀大学経済学部特任教授の平地一郎さんから「日本の経済・社会の現状と私たちの生活—《悪循環の構造》を克服できるか—」の講演を受けたのち、分散会報告、全体集約で終了した。
なお、女性労働学校(後期)については、6月に東京・自治労会館でウェブ併用にて開催予定で、長時間労働や平和の課題について学習・交流を実践する。
<分散会報告であがった参加者からの声>
○更年期や不妊治療に関する休暇を考えていく必要がある。
○話をすることで、子の看護休暇等が単組によって違うことを確認した。
○定年まで働くのは無理だという意見が多いが、なぜかと話し合うと、長時間残業そして「美徳」に行きついた。長く働くためには「定時に来て定時に帰って、定時以降に働いたら超勤つけて、年休も取る」ことが必要だ。
○女性部がないところが増えてきたが、今ある権利もいつどうなるかわからない。だからこそ要求を続けることが大事だ。自分たちの権利は自分たちで守っていかないといけない。
といった参加者の声が報告された。