2023/06/12
左から原尾健作さん(長崎県本部)、小森晃さん(和歌山県本部)、牧田彰一郎さん(静岡県本部)、松浦敬介さん(島根県本部)、松川誠治さん(奈良県本部)
衛生医療評議会は6月10日「医療現場の賃金水準改善に向けて」をテーマに2023年度第4回レベルアップ講座をオンラインで開催し、全国から看護師、コ・メディカル職員ら約170人が参加した。
この講座では、本部衛生医療評議会看護問題対策委員会のリーダー、原尾健作さん(長崎県本部)から「賃金水準向上にむけた課題と取り組みについて」調査データをもとに改善にむけた提言を行った。
続いて、衛生医療評議会・看護問題対策委員会の松浦敬介さん(島根県本部)による「夜勤体制の整理すべき課題」、そして牧田彰一郎さん(静岡県本部)による「不払い残業解消に向けた取り組み」についての発表を行った。
医療現場の賃金についての現状と課題、そして今後の取り組みについて看護問題対策委員会(小森さん、原尾さん、松浦さん、牧田さん、松川さん)からパネルディスカッションを開催。その後、ブレイクアウトルームに分かれ、参加者同士が賃金や各種手当、宿日直などについて活発な意見交換が行われた。
講座の終了に際し、本部衛生医療評議会・議長の小森晃さん(和歌山県本部)は「交渉していくにあたっては『情報』が非常に大事で、自治労では国からの通知や調査等さまざまな情報を提供している。この講座では、全国から様々な職種が参加し、意見交換ができた。今後も賃金労働条件の改善にむけて一致団結し取り組みを進めていきましょう」と締めの言葉を述べ、本講座を締め括った。