第24回自治労全国学校事務集会で給食費無償化を議論

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第24回自治労全国学校事務集会で給食費無償化を議論

2025/02/04

学校給食をテーマにパネルディスカッション

 自治労学校事務協議会は、1月25日に第24回自治労全国学校事務集会を東京・全水道会館で開催した。今回の集会テーマは、「給食費無償化、次なるステップへ!~有機給食無償化で創る、食と安全と持続可能な地域社会」。学校事務や給食の現場で働く仲間20人が参加した。

 開会前にオープニングイベントとして「希望の給食 食と農がつむぐ自治と民主主義」を上映した。

あいさつする水野議長

 集会冒頭、水野鉄也学校事務協議会議長(岩手)のあいさつに続き、石井利明自治労本部総合組織局長のあいさつ、岸まきこ組織内参議院議員からのビデオメッセージ、「オーガニック給食を全国に実現する議員連盟」共同代表の川田龍平参議院議員からのメッセージを紹介した。

 続いて、3人のパネラーが課題提起。

 食政策センタービジョン21代表の安田節子さんは、「対米隷属の果ての食卓の危機 希望は有機給食から」と題して、遺伝子組み換え食品や添加物、農薬等がいかに普段の食卓に紛れ込んでいるか、日本が各国に比べ有機農業面積の比率がいかに低いか等を指摘し、安心安全の食材を学校給食から届ける必要があると提起した。

 NPO法人日本有機農業研究会の吉田太郎さんは、「なぜいま有機給食なのか」と題し、開会前に上映された映像の中で紹介された長野県松川町での有機給食について、取り組まれた時の状況や他の地域での実践の紹介などを通し、オーガニック食材が優れていることを提起した。

 教育行財政研究所主宰の中村文夫さんは、「学校給食費無償という歴史的瞬間に関与しよう」と題し、学校給食費の無償化からもう一歩踏み込んだ普遍的福祉(公教育の無償化)へとつなげる必要があること等を提起した。

 提起を受けてのディスカッションは、礒田勝学校事務協議会幹事(埼玉)がコーディネーターを務め、今後の展開や取り組み等について、パネラーやフロアからの質問や意見交換を行った。

 最後に、2024年12月に立憲民主党をはじめとする3党から給食費無償化の法案が提出されている状況を見つつ、地域と連携した学校事務協議会の運動を進めることを確認し、集会を終えた。

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