2024/03/08
3月6日、2024年度のジェンダー平等推進に係る方針の議論や意見交換などを目的に自治労ジェンダー平等推進県本部代表者会議を開催。ウェブ方式で行い、37県本部1社保労連62人が参加した。
会議では、LGBT法連合会の神谷悠一事務局長が「『SOGI理解増進法』の条文と国会答弁から検証する、地方自治体における適切な運用について」と題する講演を行った。2023年12月に開催した「LGBTQ+/SOGIに関するセミナー(基礎編)」の内容を踏まえた応用編として実施。LGBTQ+当事者が直面するハラスメントや地方自治体による差別禁止条例、法整備に関する近年の動きなど多岐にわたりLGBTQ+に係る論点や課題についての詳細な説明があった。
自治労本部からは「2024ジェンダー平等推進の取り組み」を提起し、単組、県本部、本部における具体的な取り組みの説明があった。職場での点検活動を行い、ハラスメント防止やワークライフバランスの推進、ジェンダー平等に関する要求を行うことや、「自治労ジェンダー平等推進計画」で設定された達成すべき数値目標への取り組みなどを確認した。
参加者は会議を通じ、人権が守られ差別やハラスメントのない、誰もが安心して働くことができる職場や多様性を認め合う社会を作るため、LGBTQ+を包含したジェンダー平等社会の実現にむけた取り組みをさらに進めていくことを共有した。