2021/07/06
撮影開始直前の様子。やや緊張気味のユースメンバー
「LGBT」という言葉を知っていても、実際当事者と話をしたことがある組合員は少ないのでは?
PSI-JCユースネットワークでは、少しでもLGBTについて理解し、身近に感じてもらいたいという思いから、現在動画の作成を進めている。6月23日、その撮影が行われ、自治労から五十嵐友樹青年部長が参加した。
当日は、LGBT当事者であるNPO法人グッド・エイジング・エールズ代表の松中権さん、東京レインボープライド共同代表理事の杉山文野さんを迎え、ユースネットワークのメンバーから、「LGBTとひとくくりにされることについてどう思うか?」「家族や身近な人にカミングアウトしたのはいつ?」など、様々な質問を投げかけた。
インタビューの様子は、「基礎編」や「カミングアウト編」など、分野ごとに5本の動画に編集し、8月に公開する予定。
LGBT当事者の葛藤や、活動を始めたきっかけ、これからの展望や公共サービスを担う組合員へのメッセージなど、ゲストの2人が「NGなし」で語る姿は必見。最初は緊張気味だったメンバーも、松中さん、杉山さんの話に引き込まれるうちに「みんなに知ってもらいたい」という思いを強くしたようだ。
自治労の自治研作業委員会ではこの春に「働きやすさと職場の多様性に関するアンケート」を実施した。性的マイノリティをめぐる環境、職場の実態を把握し、LGBT自治体政策につなげる取り組みを進めている。動画と併せて、広く活用されることを期待したい。
※PSI-JC
Public Services International Japan Council(国際公務労連加盟組合日本協議会)の略称。
PSI(国際公務労連)はスイス・ジュネーブに本部を置く国際的な公共サービス部門労働者の労働組合の連合組織である。日本からは全日本自治団体労働組合(自治労)、国公関連労働組合連合会(国公連合)、全日本水道労働組合(全水道)、保健医療福祉労働組合協議会(ヘルスケア労協)、全国消防職員協議会(全消協)の5組織が加盟し、PSI-JCを構成している。
すべての人が尊重され尊厳のある世界を実現するため、質の高い公共サービスの提供や公正なグローバル経済の確立、人権などのさまざまな課題に取り組んでいる。