2017/04/20
PSI(Public Services Interna-tional)(国際公務労連)は、ジェンダーメインストリーミングの実現に向け、4月19日(水)にスイス・ジュネーブで世界女性委員会(WOC)を開催。PSI(Public Services Interna-tional)-JCを代表して自治労の青木真理子書記次長と岸真紀子組織対策局長が参加した。
今回は、秋に開催される第30回世界大会に向け、あらゆるレベル、あらゆる政策にジェンダーの視点を盛り込むこと、そのための取り組みをいかに行うか。実施させるための担保をどのように得るかについて、議論を行った。
また、世界大会にいかに女性の参画を促すか、男女が一緒にジェンダーについて議論する場をどのように持つかについても意見交換を行った。
女性に対する暴力をなくすことを誓う
今回の世界大会においては、家庭内および職場内のあらゆる暴力をなくすために、あえて男性組合員から決意を述べる企画も予定されている。ジェンダーの課題について、女性だけが関わり取り組むのではなく、男性もともに取り組み参画できるようにしていくことが重要であるとの考えに基づくものだ。
委員会の中では、各国で起きている男女平等に関する課題が多数あること、またそれに対する取り組みが幅広く多様であることが確認された。その上で、それらの課題を互いにリンク付けて情報共有を促すことで、より大きなジェンダーメインストリーミングの波を起こしていくことが重要ではないか、との力強い意見が多数出され、参加者全体で認識を共有した。
議論した内容については、4月20日、21日に開催される第150回世界執行委員会に報告するとともに、継続して取り組みを実施していくことについて参加者全員で確認し、会議を終了した。
写真:多様な意見や提案に聞き入る岸組織対策局長(一番左)。